Jazz Standard — 1941
ウィル・ユー・スティル・ビー・マイン
| 作詞 | Tom Adair(トム・アデア) |
|---|---|
| 作曲 | Matt Dennis(マット・デニス) |
| 制作年 | 1941年 |
| 初演 | 1941年、トミー・ドーシー楽団(歌:コニー・ヘインズ)が初録音。デニスとアデアのコンビによる、フランク・シナトラゆかりの数々の名曲のさきがけとなった |
| キー | Fメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「Will You Still Be Mine?」は、1941年に作曲家マット・デニスと作詞家トム・アデアが共作した曲です。アデアは電力会社に勤めながら詩を書き溜めていたところ、デニスと出会い、この曲の歌詞を見せたことがきっかけで二人のコンビが誕生しました。デニスがトミー・ドーシー楽団と深い縁があったことから、この曲はすぐに録音され、ヒットとなりました。以来、二人は「Everything Happens to Me」「Let's Get Away From It All」など、フランク・シナトラゆかりの数々の名曲を世に送り出しています。ジャズの世界では、1955年のマイルス・デイヴィスによる録音が決定的な名演として広く知られています。
歌の情景・意味
季節が移ろい、街の景色や暮らしが変わっていくとき、あなたの心もまた変わってしまうのだろうか——そんな、恋人の気持ちが移ろってしまうのではないかという、優しくも切実な不安を歌った曲です。派手な言葉ではなく、日々の暮らしの小さな変化に例えながら、それでも変わらずにいてほしいという願いを静かに綴っています。軽やかなメロディーの中に、恋する人ならではの繊細な心の揺れが込められた一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Fメジャー 形式:AABA(32小節)
スウィング期らしい、軽やかで親しみやすい和音進行が特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「1・6・2・5」と呼ばれる、多くのスウィング期の曲に使われる王道進行です。同じフレーズが2回繰り返されることで、軽快で覚えやすいメロディーが生まれています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:BbmajからBbm6へ、同じ音の上でメジャーからマイナーに切り替わる部分が、「愛は移ろってしまうのだろうか」という歌詞の不安な気持ちと重なる、繊細な色合いの変化です。
Red Garland's Piano
Red Garland(レッド・ガーランド)
1957年 / Prestige
レッド・ガーランドが軽やかなブロック・コードで聴かせるピアノ・トリオ作品。くつろいだスウィング感が心地よいです。
名盤・名演のリンクはAmazonアソシエイト・リンクです。
Amazonのアソシエイトとして、ジャズ・スタンダード事典は適格販売により収入を得ています。
Matt Dennis マット・デニス(1914–2002)
米国ワシントン州シアトル生まれの作曲家、ピアニスト、歌手。ヴォードヴィル一家に育ち、幼少期から音楽に親しみました。トミー・ドーシー楽団の歌手ジョー・スタッフォードの推薦で楽団の編曲者・作曲家となり、わずか1年で14曲もの楽曲を提供したと言われています。作詞家トム・アデアとのコンビでは「Everything Happens to Me」「Angel Eyes」など、フランク・シナトラの初期の名唱で知られる数々の曲を生み出しました。