Jazz Standard — 1929
ワイ・ワズ・アイ・ボーン
| 作詞 | Oscar Hammerstein II(オスカー・ハマースタイン2世) |
|---|---|
| 作曲 | Jerome Kern(ジェローム・カーン) |
| 制作年 | 1929年 |
| 初演 | ブロードウェイ・ミュージカル『Sweet Adeline』(1929年)にてヘレン・モーガンが歌唱 |
| キー | Ebメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「Why Was I Born?」は、1929年にジェローム・カーンとオスカー・ハマースタイン2世が共作した曲で、ブロードウェイ・ミュージカル『Sweet Adeline』のために書かれました。この作品で主演を務めた歌手ヘレン・モーガンが初めて歌い、彼女の代表曲のひとつとなりました。以来、ビリー・ホリデイ、フランク・シナトラ、レナ・ホーンら数多くの歌手に取り上げられ、また1963年にはケニー・バレルとジョン・コルトレーンという二人のジャズ巨匠による共演盤でも演奏されるなど、ジャズ・スタンダードとしても長く愛され続けています。恋に落ちたことの意味を、深く問いかけるようなドラマティックな曲調が特徴です。
歌の情景・意味
なぜ自分は生まれてきたのだろう、なぜ生きているのだろう——そんな根源的な問いに、自ら答えを見出そうとする歌です。それは、愛するために生まれてきたのだと。あなたを愛するために生きているのだと。恋がもたらす喜びと苦しみの両方を受け入れながらも、それでも愛することの意味を肯定する、深い情感を湛えた一曲です。人生の意味を恋に見出すという、ミュージカルの大きなテーマ性を持った、劇的で美しいバラードです。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Ebメジャー 形式:AABA(32小節)
カーンらしい、深く問いかけるような和音進行が特徴で、歌詞の哲学的な問いとよく重なります。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「1・6・2・5」の王道進行を土台に、Ab7という少し意外な和音が挟まる部分が、「なぜ私は生まれてきたのか」という深い問いかけに、思索的な色合いを添えています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:「ツーファイブワン」進行(マイナー7th→ドミナント7th→トニック)が繰り返される、落ち着きと切なさを併せ持つ流れです。最後にBb7(ドミナント)で終わることで、また次のAセクションへと自然に導かれていきます。
Midnight Special
Jimmy Smith(ジミー・スミス)
1960年 / Blue Note
ジミー・スミスのハモンド・オルガンが躍動する、ブルーノートの人気作です。
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Jerome Kern ジェローム・カーン(1885–1945)
米国ニューヨーク生まれの作曲家。ミュージカル『ショウ・ボート』の作曲者として知られ、アメリカン・ミュージカルの発展に大きな功績を残しました。「The Way You Look Tonight」「Ol' Man River」「All the Things You Are」など数々の名曲を生み出し、後の世代の作曲家たちに多大な影響を与えた、20世紀前半を代表する作曲家の一人です。