Jazz Standard — 1964
フー・キャン・アイ・ターン・トゥ
| 作詞 | Anthony Newley & Leslie Bricusse(アンソニー・ニューリー&レスリー・ブリカス) |
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| 作曲 | Anthony Newley & Leslie Bricusse(アンソニー・ニューリー&レスリー・ブリカス) |
| 制作年 | 1964年 |
| 初演 | ミュージカル『The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd』(1964年、英国)にてノーマン・ウィズダムが歌唱。翌1965年のブロードウェイ版ではニューリー自身が主演を務めた |
| キー | Fメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「Who Can I Turn To」は、1964年のミュージカル『The Roar of the Greasepaint – The Smell of the Crowd』のために、アンソニー・ニューリーとレスリー・ブリカスが共作した曲です。この作品は同コンビによる前作『Stop the World – I Want to Get Off』の成功を受けて制作されましたが、英国では興行的に苦戦しました。しかしトニー・ベネットによるヒット録音がアメリカでの人気に火をつけ、1965年のブロードウェイ公演を後押ししました。以来、ベネットの持ち歌として長く愛され続け、2011年にはクイーン・ラティファとのデュエット、2012年にはグロリア・エステファンとのデュエットとしても再録音されています。孤独と、それでも希望を捨てない気持ちを歌った、切なくも力強いバラードです。
歌の情景・意味
誰にも必要とされていないと感じるとき、いったい誰を頼ればいいのだろう——そんな、孤独の中で助けを求める気持ちを歌った曲です。世界のどこかには、きっと自分を必要としてくれる誰かがいるはず。今はまだその人に出会えていなくても、探し続ければいつかきっと見つかる——そんな、悲しみの中にもかすかな希望を灯し続ける、繊細で誠実な一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Fメジャー 形式:ヴァース~クライマックス形式
ロンドン・ミュージカル特有の劇的な盛り上がりを持つ、感情の高まりに合わせて力強さを増していく進行が特徴です。
前半部(1〜8小節)
▶ ポイント:Fmajから始まり、静かに問いかけるように進んでいく冒頭部分です。「誰を頼ればいいのか」という孤独な問いかけの気持ちが、この落ち着いた進行によく表れています。
後半・クライマックス部
▶ ポイント:BbmajからBbm6へ、同じ音の上でメジャーからマイナーに切り替わる部分が、悲しみの中にもかすかな希望が差し込む瞬間のような効果を生んでいます。曲の終盤にかけて、この響きが一段と力強く歌われます。
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Anthony Newley & Leslie Bricusse アンソニー・ニューリー(1931–1999)&レスリー・ブリカス(1931–2021)
英国出身の俳優・歌手アンソニー・ニューリーと、作詞・作曲家レスリー・ブリカスによる名コンビ。「What Kind of Fool Am I」を生んだ『Stop the World – I Want to Get Off』に続き、この曲を含む『The Roar of the Greasepaint』でも数々の名曲を世に送り出しました。二人は同年、映画『007 ゴールドフィンガー』の主題歌の作詞も手がけ、ブリカスは後に『ドリトル先生不思議な旅』などでアカデミー賞を2度受賞しています。