Jazz Standard — 1928
ウェン・ユア・スマイリング
| 作詞 | Joe Goodwin(ジョー・グッドウィン) |
|---|---|
| 作曲 | Larry Shay & Mark Fisher(ラリー・シェイ&マーク・フィッシャー) |
| 制作年 | 1928年 |
| 初演 | 1928年、ヘンリー・ティース楽団(ヴォーカル:ドン・デューイ)が初録音。翌1929年のルイ・アームストロング盤でジャズ・スタンダードとしての地位を確立した |
| キー | Ebメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「When You're Smiling」は、1928年に作曲家ラリー・シェイ&マーク・フィッシャーと作詞家ジョー・グッドウィンが書いた曲です。同年のサイガー・エリス盤である程度の人気を得ましたが、この曲を真のジャズ・スタンダードへと押し上げたのは、翌1929年のルイ・アームストロングによる録音でした。アームストロングはその後も1932年、1956年と繰り返しこの曲を録音し、生涯を通じて愛奏し続けました。シンプルで覚えやすいメロディーと、「笑顔でいれば世界も笑顔で応えてくれる」という前向きなメッセージが、時代を超えて多くのミュージシャンに歌い継がれる理由となっています。
歌の情景・意味
あなたが笑えば、世界中があなたと一緒に笑ってくれる。あなたが笑い声をあげれば、まるで太陽が差し込むように光が満ちてくる。逆に、あなたが泣けば、その悲しみは雨となって降り注いでしまう——そんな、笑顔の持つ不思議な伝染力を歌った曲です。難しい理屈は抜きにして、ただシンプルに「笑っていよう」と語りかけてくる、明るく親しみやすい一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Ebメジャー 形式:AABA(32小節)
基本的な和音を中心にした、覚えやすく親しみやすい進行が特徴です。ブリッジではマイナー調に転じ、ほんの少し陰りが差します。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「1・6・2・5」と呼ばれる、多くのスタンダード曲に使われる王道進行です。同じフレーズが2回繰り返されることで、誰もが口ずさみやすい親しみやすさが生まれています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジの冒頭でCm(マイナー)に転じる部分が、「でもあなたが泣くと」という歌詞の少し陰った気持ちとよく重なります。すぐにまた明るい調に戻るので、深刻になりすぎないのがこの曲らしいところです。
Songs for Swingin' Lovers!
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1956年 / Capitol
ネルソン・リドルの編曲で、シナトラが軽快にスウィングするキャピトル期の代表作です。
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Larry Shay & Mark Fisher ラリー・シェイ(1897–1988)&マーク・フィッシャー(1895–1948)
共にティンパンアレー期のアメリカを代表する作曲家。ラリー・シェイは生涯で300曲以上を発表し、後にMGM映画会社の音楽ディレクターとしてビング・クロスビーを見出したことでも知られています。マーク・フィッシャーはシカゴのホテルでバンドリーダーとしても活動し、作詞家ジョー・グッドウィンとの共作も数多く手がけました。三人の共作である「When You're Smiling」は、その明快でキャッチーなメロディーによって、彼らの代表作となりました。