Jazz Standard — 1940
ウェン・ユー・ウィッシュ・アポン・ア・スター
| 作詞 | Ned Washington(ネッド・ワシントン) |
|---|---|
| 作曲 | Leigh Harline(リー・ハーライン) |
| 制作年 | 1940年 |
| 初演 | ウォルト・ディズニーのアニメ映画『ピノキオ』(1940年)にてクリフ・エドワーズ(ジミニー・クリケット役)が歌唱。1940年度アカデミー歌曲賞受賞、ディズニー作品として初のオスカー受賞曲となった |
| キー | Cメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「When You Wish Upon a Star」は、1940年公開のウォルト・ディズニー第2長編アニメーション映画『ピノキオ』のために、作曲家リー・ハーラインと作詞家ネッド・ワシントンが書いた曲です。映画の冒頭と結末で流れるテーマ曲として使われ、翌1941年のアカデミー歌曲賞を受賞。ディズニー作品として初めてオスカーに輝いた楽曲となりました。以来、この曲はウォルト・ディズニー・カンパニーそのものを象徴する曲として、映画の冒頭ロゴやディズニーランドのパレード、花火ショーなど、さまざまな場面で使われ続けています。一方でジャズの世界でも広く親しまれ、ルイ・アームストロング、デイヴ・ブルーベック、ビル・エヴァンスら数多くの名手たちに演奏されてきました。
歌の情景・意味
星に願いをかければ、あなたが誰であっても関係なく、心から望むものはきっと叶う——そんな、夢を信じることの大切さを歌った曲です。運命は親切で、心の奥底で望み続ければ、どんな願いもいつか本物になる。子供向けの映画のために書かれた曲でありながら、大人になっても心に響く、希望と夢を信じる気持ちをまっすぐに歌い上げた、シンプルで普遍的な美しさを持つ一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Cメジャー 形式:AABA(拡張版)
ゴールデン・エイジの映画音楽らしく、なめらかに移り変わる和音を織り交ぜた、夢見心地で温かい進行が特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「1・6・2・5」と呼ばれる、多くのスタンダード曲に使われる王道進行です。穏やかに繰り返されるこの流れが、夜空を見上げるようなゆったりとした雰囲気を作り出しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:FmajからFm6へ、同じ音の上でメジャーからマイナーに切り替わる部分が、「運命は優しい」という歌詞の一瞬の陰りと重なります。すぐにまた明るい響きに戻り、夢が叶う瞬間を音で表しています。
Leigh Harline リー・ハーライン(1907–1969)
米国ユタ州生まれの作曲家。1930年代からウォルト・ディズニー・スタジオの専属作曲家として活躍し、『白雪姫』『ピノキオ』などの初期ディズニー長編アニメーションの音楽を数多く手がけました。「When You Wish Upon a Star」でアカデミー歌曲賞、同映画のスコアでアカデミー作曲賞を受賞。後にディズニーを離れ、実写映画の音楽でも活躍を続けました。