Jazz Standard — 1969
ワット・アー・ユー・ドゥーイング・ザ・レスト・オブ・ユア・ライフ
| 作詞 | Alan Bergman & Marilyn Bergman(アラン・バーグマン&マリリン・バーグマン) |
|---|---|
| 作曲 | Michel Legrand(ミシェル・ルグラン) |
| 制作年 | 1969年 |
| 初演 | 映画『ハッピー・エンディング』(1969年)にてマイケル・ディーズが歌唱。アカデミー歌曲賞にノミネート |
| キー | Fメジャー |
| 拍子 | 4/4拍子 |
「What Are You Doing the Rest of Your Life?」は、1969年の映画『ハッピー・エンディング』のために書かれた曲で、作曲はミシェル・ルグラン、作詞はアラン・バーグマンとマリリン・バーグマンの夫婦コンビ。前年の「The Windmills of Your Mind」に続く、ルグランとバーグマン夫妻の再タッグとなりました。作中では、16年前に結婚を申し込まれ受け入れた過去の記憶と、今この瞬間に自分自身へ問い直す「これからの人生をどう生きるか」という問いが重ね合わされています。1972年、サラ・ヴォーンとルグランによる録音がグラミー賞(編曲部門)を受賞し、以来、数多くの歌手や演奏家に取り上げられる定番曲となりました。
歌の情景・意味
「あなたはこれからの人生を、誰とどう過ごすつもりですか」——そんな、ただのプロポーズの言葉以上の深みを持った問いかけの歌です。恋人に向けた愛の言葉であると同時に、聞く人それぞれが、自分自身の人生に向き合うきっかけにもなる普遍的なテーマが込められています。派手な言葉を使わず、静かに、しかし真剣に「この先の時間を一緒に過ごしたい」と伝える誠実さが、この曲の一番の魅力です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Fメジャー 形式:AABA(32小節)
ルグランらしい、メジャーセブンスと洗練された経過和音を織り交ぜた、映画音楽的な色彩豊かな進行が特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Fmaj7から始まり、Em7(b5)→A7という少し切ないコードを経て、Dm7→Gm7→C7と流れるように戻ってくる進行です。静かに問いかけるような歌詞の雰囲気と、この移ろう和音の響きがよく重なります。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:BbmajからBbm6へ、同じ音の上でメジャーからマイナーに切り替わる部分が、ふと表情が変わる瞬間のような効果を生みます。ルグランの映画音楽らしい、繊細な色合いの変化を味わえる箇所です。
The Great American Songbook
Carmen McRae(カーメン・マクレエ)
1972年 / Atlantic
カーメン・マクレエがライヴで聴かせる、アメリカン・スタンダード集。語りかけるような歌が魅力です。
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Michel Legrand ミシェル・ルグラン(1932–2019)
フランス・パリ生まれの作曲家、ピアニスト、指揮者。『シェルブールの雨傘』『思い出の夏』など数多くの映画音楽を手がけ、アカデミー賞を3度受賞しました。バーグマン夫妻とのコンビでは「The Windmills of Your Mind」や本曲など、詩情豊かなスタンダード曲を数多く生み出し、クラシックとジャズの語法を自在に行き来する作風で世界中の音楽家から敬愛されています。