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Jazz Standard — 1922

'Way Down Yonder in New Orleans

お気に入り

ウェイ・ダウン・ヨンダー・イン・ニューオーリンズ

作詞Henry Creamer(ヘンリー・クリーマー)
作曲Turner Layton(ターナー・レイトン)
制作年1922年
初演ブロードウェイ・レビュー『Spice of 1922』の劇中歌として発表
キーFメジャー
拍子4/4拍子(ディキシーランド・スタイル)

「'Way Down Yonder in New Orleans」は、1922年にブロードウェイのレビュー『Spice of 1922』のために書かれた曲で、作詞家ヘンリー・クリーマーと作曲家ターナー・レイトンのコンビによる作品です。二人はこの曲を「マミーもラバも月も出てこない、南部の歌」と宣伝文句で紹介しました。これは当時のティンパンアレー(大衆歌謡の量産地)にありがちだった紋切り型の南部イメージを避けたい、という二人なりの姿勢の表れでした。1920年代から現在に至るまで、ディキシーランド・ジャズの定番曲として世界中で演奏され続けています。

歌の情景・意味

「どこへ行こうか」と問いかけながら、東でも西でもなく、自分がいちばん愛する街——ニューオーリンズへ帰りたいという気持ちを歌った曲です。あの街には夢見心地な景色が広がり、心地よい音楽と温かい人々が待っている。旅先や都会の喧噪に疲れたとき、故郷や思い出の土地を懐かしむ気持ちは、時代を超えて共感できるものです。

この曲について

この曲は1920年代のティンパンアレー期に書かれた「南部の歌」というジャンルの一曲です。作者たちは「マミー・ラバ・月」といった当時ありがちな紋切り型を避けたと述べていますが、原詞にはニューオーリンズの人々や街並みを美化・エキゾチック化して描く、この時代特有の表現も含まれています。当サイトでは原詞の雰囲気を保ちつつ、現代の読者に配慮した言い換えで紹介しています。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

Guess where I am heading when the wind begins to blow,
Guess where I am heading when the nights grow long and slow.
Not to the east, and not out west,
I'm going where I always love the best.
'Way down yonder in New Orleans, in the land of dreamy scenes,
There's a place that feels like paradise to me.
Gentle voices calling out with warmth in every tone,
Won't you smile and welcome me back home?

キー:Fメジャー 形式:32小節コーラス(ABAC)
1920年代のディキシーランド・ジャズらしく、基本的な三和音を中心にしたシンプルで陽気な進行が特徴です。

A セクション(1〜8小節)

F
F7
Bb
Bdim
F
D7
Gm7
C7

▶ ポイント:F→F7→Bbという流れは、ディキシーランド・ジャズでとてもよく使われる基本パターンです。BdimはBbとFの間をなめらかにつなぐ「経過和音」で、難しく考えず「一瞬だけ挟まる飾りの和音」と捉えて大丈夫です。

C セクション(後半・盛り上がり部分)

F
C7
F
F7
Bb
F
C7
F

▶ ポイント:F(トニック)とC7(ドミナント)を行き来する、もっとも基本的な「行って帰る」進行です。バンジョーやチューバが刻む軽快なリズムに乗せると、パレードのような賑やかさが生まれます。

1

Autumn in New York / Swingin' Down Broadway

Jo Stafford(ジョー・スタッフォード)

1950年代録音

ジョー・スタッフォードの2作品をまとめた一枚。澄んだ声で丁寧に歌うスタンダードが楽しめます。

2

The Kansas City 6

Lester Young(レスター・ヤング)

1938年録音

レスター・ヤングがカンザスシティ・シックスで残した、歴史的な小編成録音です。

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Turner Layton ターナー・レイトン(1894–1978)

米国生まれの作曲家、ピアニスト、歌手。作詞家ヘンリー・クリーマーとのコンビで「After You've Gone」「'Way Down Yonder in New Orleans」など数々のヒット曲を生み出しました。後に渡英し、歌手クレランス・ジョンストンとのデュオ「レイトン&ジョンストン」としてヨーロッパでも人気を博しました。