レコード・カセットテープの宅配買取 Bee Records

Jazz Standard — 1925

Sweet Georgia Brown

お気に入り

スウィート・ジョージア・ブラウン

作詞Kenneth Casey(ケネス・ケイシー)
作曲Ben Bernie, Maceo Pinkard(ベン・バーニー、メイシオ・ピンカード)
制作年1925年
初演1925年3月19日、ベン・バーニー楽団が初録音。全米チャート1位を5週にわたり記録した
キーG(ト長調)
拍子4/4拍子・32小節ABAC形式(一般的なAABA形式ではない)

「Sweet Georgia Brown」は1925年、バンドリーダーのベン・バーニーと、初期のアフリカ系アメリカ人音楽出版業者のひとりであったメイシオ・ピンカードが作曲し、ケネス・ケイシーが作詞した楽曲です。曲の由来には愉快な逸話が伝わっています。バーニーがニューヨークでジョージア州議会議員のジョージ・サディアス・ブラウン博士と出会った際、博士は1911年に生まれた自分の娘について、ジョージア州議会が「州にちなんでジョージアと名付けるべし」という決議を出したという興味深い話を聞かせました。この逸話は歌詞の中の「ジョージアが彼女を欲しがり、ジョージアが彼女に名前を与えた」という一節にそのまま反映されています。1925年3月19日にベン・バーニー楽団自身の録音が全米チャートで5週連続1位を記録する大ヒットとなり、以来ルイ・アームストロング、カウント・ベイシー、ジャンゴ・ラインハルトなど数え切れないほどのミュージシャンに演奏されてきました。1949年にはブラザー・ボーンズによる口笛版がバスケットボールチーム「ハーレム・グロートロッターズ」のテーマ曲として採用され、スポーツファンにも広く親しまれる存在となっています。

歌の情景・意味

ジョージア州にちなんで名付けられた、魅力あふれる女性「ジョージア・ブラウン」を讃える歌です。彼女がどこへ現れても人々を魅了し、街中の男たちが彼女に夢中になる——そんな、はつらつとした人気者ぶりを軽快なリズムに乗せて描いています。具体的な物語というよりも、彼女の魅力そのものを次々と褒め称えていく構成で、1920年代らしい陽気で開放的な雰囲気に満ちた一曲です。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

No gal made has got a shade on sweet Georgia Brown
Two left feet, but oh, so neat, has sweet Georgia Brown
They all sigh and want to die for sweet Georgia Brown
Georgia claimed her, Georgia named her sweet Georgia Brown
Since she stepped out, folks stepped about to greet Georgia Brown
All the elite tried to meet Georgia Brown
Fellas she thrills, each one fulfills his fancy dreams
And that's why they all sing about sweet Georgia Brown

※この曲は一般的なAABA32小節形式ではなく、8小節×4セクションからなる「ABAC」形式で書かれています。ここでは前半のAセクションと後半のCセクションに分けて紹介します。

キー:G 形式:ABAC(8小節×4)
属七の連続(サークル・オブ・フィフス)を多用した、軽快で覚えやすい進行が特徴です。

A セクション(1〜8小節)

E7
E7
A7
A7
D7
D7
G
G

▶ ポイント:「E7→A7→D7→G」という属七の連続進行(サークル・オブ・フィフス)が、軽快で弾むような明るい雰囲気を作っています。ジャズのジャムセッションでも定番の、覚えやすく応用の利く進行です。

C セクション(後半の展開部)

Am7
D7
G
Em7
Am7
D7
G
G

▶ ポイント:Cセクションの冒頭では平行短調(ホ短調)へ一時的に転じる部分があり、明るい曲調の中に一瞬の陰影を添えています。最後は主和音「G」でしっかりと着地し、曲全体を締めくくります。

1

Sassy Swings Again

Sarah Vaughan(サラ・ヴォーン)

1967年 / Mercury

サラ・ヴォーンが軽やかにスウィングする、マーキュリー期の一枚です。

名盤を聴き放題で楽しむなら

Amazon Music Unlimitedなら、ジャズの名盤を定額で聴き放題。

無料体験をチェックする

名盤・名演のリンクはAmazonアソシエイト・リンクです。
Amazonのアソシエイトとして、ジャズ・スタンダード事典は適格販売により収入を得ています。

Maceo Pinkard メイシオ・ピンカード(1897–1962)

アメリカの作曲家・作詞家・音楽出版業者。ウェストヴァージニア州出身で、ニューヨークにおける最初期のアフリカ系アメリカ人音楽出版社のひとつを設立した人物です。「Sweet Georgia Brown」のほか「Liza」「Sweet Man」など数々のヒット曲を手がけ、1984年にはソングライターズ・ホール・オブ・フェイムに殿堂入りしています。