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Jazz Standard — 1944

Sentimental Journey

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センチメンタル・ジャーニー

作詞Bud Green(バド・グリーン)
作曲Les Brown, Ben Homer(レス・ブラウン、ベン・ホーマー)
制作年1944年
初演1944年11月20日、レス・ブラウン楽団がコロムビアに録音。ヴォーカルはドリス・デイ。1945年発売でドリス・デイ初のNo.1ヒットとなった
キーC(ハ長調)
拍子4/4拍子・32小節AABA形式

「Sentimental Journey」は1944年、バンドリーダーのレス・ブラウンとその楽団員ベン・ホーマーが曲を、ベテラン作詞家バド・グリーンが詞を書いた楽曲です。当時アメリカでは音楽家組合によるレコーディング・ストライキが続いており、ブラウン楽団はライブでこの曲を演奏していたものの録音ができずにいました。ストライキ終結後の1944年11月20日、当時まだ20歳だった新人歌手ドリス・デイをヴォーカルに迎えて録音され、1945年の発売と同時に大ヒット。ドリス・デイにとって初の全米No.1ヒットとなりました。ちょうど第二次世界大戦の欧州戦線終結と時期が重なったこともあり、故郷への帰還を待ちわびる兵士たちの心情と重なって広く愛され、事実上の「帰還兵の歌」として親しまれるようになりました。以来、ジャズ・ポピュラーの定番曲として今日まで歌い継がれています。

歌の情景・意味

思い出深い場所へ、列車に乗って懐かしい旅に出る——そんな胸の高鳴りを歌った曲です。カバンに荷物を詰め、切符を手に、まるで子どものように出発の合図を待ちわびる様子が描かれます。目的地そのものよりも、思い出をたどり直す「旅」自体に心が向いているのが特徴で、懐かしさと期待が入り混じった、温かく前向きな気持ちに満ちた一曲です。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

I'm taking a journey back to yesterday
Gonna quiet this heart and let old memories play
Suitcase is packed, ticket's in hand
Waiting like a kid for the call to board
Seven o'clock, that's when we leave the station
I'll be counting every mile along the way
Never knew my heart could feel so tender
This sentimental journey's taking me back home

キー:C 形式:AABA(32小節)
ビッグバンドらしい明快で温かみのある響きが基調で、旅への高揚感がわかりやすいコード進行に表れています。

A セクション(1〜8小節)

Cmaj7
C6
Dm7
G7
Em7
A7
Dm7
G7

▶ ポイント:「Cmaj7」から「C6」への移り変わりは、ビッグバンド時代らしい柔らかく丸みのある響きです。出発を待ちわびるワクワクした気持ちが、軽快な和音の動きによく表れています。

B セクション(ブリッジ)

F
F
C
C
D7
D7
G7
G7

▶ ポイント:ブリッジではシンプルな和音が2小節ずつゆったりと移り変わり、車窓の景色を眺めるような余裕のある雰囲気を作っています。最後のG7でAセクションへ帰っていきます。

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Sentimental Journey

Les Brown(レス・ブラウン)

編集盤

レス・ブラウン楽団の代表曲「センチメンタル・ジャーニー」を収めた、スウィング時代の名演集です。

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Les Brown レス・ブラウン(1912–2001)

アメリカのバンドリーダー・作曲家。「Band of Renown(名声の楽団)」の異名を持つ自身の楽団を率い、半世紀以上にわたって活躍しました。「Sentimental Journey」の大ヒットで一躍名を上げ、以降も長くビッグバンド・ジャズの第一線で活動を続けた人物です。