Jazz Standard — 1925
リメンバー
| 作詞 | Irving Berlin(アーヴィング・バーリン) |
|---|---|
| 作曲 | Irving Berlin(アーヴィング・バーリン) |
| 制作年 | 1925年 |
| 初演 | 1925年、ジーン・ゴールドケット楽団などにより発表され大ヒット |
| キー | E♭ メジャー |
| 拍子 | 4/4拍子・AABA形式(ヴァースつき) |
「Remember(リメンバー)」は、アメリカを代表する作曲家アーヴィング・バーリンが1925年に発表した楽曲です。当時としてはめずらしく、作詞・作曲の両方をバーリン自身が手がけました。発表と同時に大ヒットとなり、ジーン・ゴールドケット楽団の演奏をはじめ、複数のバージョンが同時期にヒットチャートを賑わせたと伝えられています。歌詞の中で「forgot(忘れた)」という言葉を「forget me not(私を忘れないで)」という言い回しに重ね、最後に再び「forgot」に戻すという言葉遊びの巧みさも、この曲が長く愛されてきた理由のひとつです。その後もセロニアス・モンクやビリー・ホリデイなど、多くのジャズ・ミュージシャンによって取り上げられ、スタンダードとして定着しました。
歌の情景・意味
かつて愛し合った相手に向かって、「あの夜のことを覚えている?」と静かに語りかける歌です。愛を誓い合った夜、星の下で交わした約束——それらすべてを主人公は覚えているのに、相手は忘れてしまった。怒りや恨みではなく、失われた愛への切ないノスタルジアが、この曲全体を包んでいます。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭ メジャー 形式:AABA
1920年代のポピュラーソングらしい、明快で歌いやすいダイアトニック進行が中心です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:E♭maj7からCm7へ進む冒頭は、明るさの中にほんのり切なさを含んだ響きです。この温かみのある進行が「懐かしさ」というこの曲のテーマとよく合っています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジでは一時的に別の調へ視点を移しながらも、最後は自然に元のキーへと戻っていきます。難しく考えず、旋律の流れに身を任せて聴くのがおすすめです。
I Just Dropped By To Say Hello
Johnny Hartman(ジョニー・ハートマン)
1963年 / Impulse!
ジョニー・ハートマンの深みのあるバリトンが、バラードをしっとりと包み込む一枚です。
Alone in San Francisco
Thelonious Monk(セロニアス・モンク)
1959年 / Riverside
モンクがピアノ1台で演奏した、独特の間と響きを味わえるソロ作品です。
Soul Station
Hank Mobley(ハンク・モブレー)
1960年 / Blue Note
ハンク・モブレーを代表する名盤。豊かで温かなテナーの音色が楽しめます。
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Irving Berlin アーヴィング・バーリン(1888–1989)
ロシア帝国生まれ、幼少期にアメリカへ移住した作曲家・作詞家。正規の音楽教育をほとんど受けないまま独学で作曲を学び、「White Christmas」「Cheek to Cheek」「Puttin' On the Ritz」など、20世紀アメリカン・ポピュラーソングを代表する名曲を数多く生み出しました。生涯にわたり1500曲以上を作曲し、101歳で没するまでアメリカ音楽界に大きな影響を与え続けました。