Jazz Standard — 1956
オン・ザ・ストリート・ホエア・ユー・リヴ
| 作詞 | Alan Jay Lerner(アラン・ジェイ・ラーナー) |
|---|---|
| 作曲 | Frederick Loewe(フレデリック・ロウ) |
| 制作年 | 1956年 |
| 初演 | ブロードウェイ・ミュージカル『マイ・フェア・レディ』 |
| キー | Eb major(原曲) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節 AABA形式 |
「On The Street Where You Live」は1956年、作曲家フレデリック・ロウと作詞家アラン・ジェイ・ラーナーによって書かれた、ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の劇中歌です。花売り娘イライザに恋する青年フレディが、彼女の住む通りをただうろつきながら、その想いを高らかに歌い上げる場面で歌われます。伸びやかで華やかな旋律が特徴で、単独の曲としても大ヒットし、ミュージカル・ナンバーの枠を超えてジャズ・スタンダードとしても定着しました。恋する高揚感をこれほどストレートに表現した曲は少なく、今も多くの歌手や演奏家に愛されています。
歌の情景・意味
主人公の青年は、想いを寄せる女性の家がある通りに、理由もなくただ立ち続けています。これまで平凡だと思っていた街並みが、彼女がそこに住んでいるというだけで、まるで魔法にかかったように輝いて見える――そんな恋の高揚感を、まっすぐに、そして少し大げさなくらい情熱的に歌っています。会いに行く勇気はまだなくても、彼女の近くにいるだけで満たされる、そんな初々しい片想いの喜びが伝わってくる一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Eb major 形式:AABA(32小節)
華やかで開放的な曲調を支える、上昇感のあるコード進行が特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:一段ずつ音が上がっていく進行が、心が高揚していく様子をよく表しています。テンポを崩さず、明るく弾むように演奏するのがコツです。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジでは一瞬Bbメジャーの世界へ移り、視界が開けるような広がりを感じさせます。その後、再び高揚感を持って主調へ帰ってきます。
Nat King Cole Sings My Fair Lady
Nat King Cole(ナット・キング・コール)
1963年 / Capitol
ミュージカル『マイ・フェア・レディ』の名曲を、ナット・キング・コールのやさしい歌声で聴ける一枚です。
Swings Shubert Alley
Mel Tormé(メル・トーメ)
1960年 / Verve
ブロードウェイの名曲を題材にした、メル・トーメの快作。マーティ・ペイチの編曲が軽快です。
My Fair Lady
Shelly Manne(シェリー・マン)
1956年 / Contemporary
ミュージカルの曲をジャズで演奏して大ヒットした、シェリー・マンとアンドレ・プレヴィンによる名盤です。
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Frederick Loewe フレデリック・ロウ(1901–1988)
ベルリン生まれの作曲家。クラシック・ピアニストとしての素養を持ちながらアメリカに渡り、作詞家アラン・ジェイ・ラーナーとのコンビでブロードウェイ・ミュージカルの黄金時代を築きました。『マイ・フェア・レディ』『キャメロット』など、優雅で覚えやすい旋律を持つ名作を数多く手がけ、ヨーロッパ的な気品とアメリカン・ミュージカルの華やかさを融合させた独自の作風で知られています。