Jazz Standard — 1948
オン・ア・スロー・ボート・トゥ・チャイナ
| 作詞・作曲 | Frank Loesser(フランク・レッサー) |
|---|---|
| 制作年 | 1948年 |
| 初演 | ポピュラーソングとして発表、複数のヒット録音により広まる |
| キー | Bb major(原曲) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節形式 |
「On A Slow Boat To China」は1948年、作詞・作曲の両方を手がけたフランク・レッサーによって書かれたポピュラーソングです。発表されるとすぐに大ヒットとなり、同じ年だけでケイ・カイザー楽団をはじめ複数のヴァージョンがヒットチャートに登場しました。軽快でユーモラスな曲調と、遠い異国への船旅になぞらえた洒落た歌詞が魅力で、ジャズのスタンダードとしても長く演奏され続けています。エラ・フィッツジェラルドやメル・トーメといった名歌手たちが、それぞれ個性豊かな解釈でこの曲を録音しています。
歌の情景・意味
歌の主人公は、想いを寄せる相手を「のんびりした船に乗せて、二人きりで遠い中国まで連れて行きたい」と夢見ます。飛行機のような速い乗り物ではなく、あえて時間のかかる船旅を選ぶことで、「あなたを他の誰にも渡したくない、できるだけ長く二人きりでいたい」という独占欲混じりの愛情を、軽やかにユーモラスに表現しています。深刻になりすぎず、茶目っ気たっぷりに愛を語る、粋な恋の歌です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Bb major 形式:AABA(32小節)
軽快なスウィング感を持つシンプルな進行で、初心者にも親しみやすいコード構成です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Bbの明るい響きを軸に、Cm7とF7のいわゆる「Ⅱ-Ⅴ」が繰り返し登場します。船がゆったり波に揺られるようなリズム感を意識すると弾みやすくなります。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジではEbmaj7からEbm6へと短調の響きが一瞬顔を出し、曲に洒落た彩りを添えます。すぐにまた明るいBbへと戻ってくる展開も聴きどころです。
Fancy Meeting You Here
Bing Crosby & Rosemary Clooney(ビング・クロスビー&ローズマリー・クルーニー)
1958年 / RCA
クロスビーとクルーニーが息の合った掛け合いを聴かせる共演盤。くつろいだ楽しさが伝わります。
Swedish Schnapps
Charlie Parker(チャーリー・パーカー)
1951年録音
パーカーの鮮やかなアルト・サックスが楽しめる、スウェーデンの酒を意味するタイトルのセッション録音です。
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Frank Loesser フランク・レッサー(1910–1969)
ニューヨーク生まれの作詞家・作曲家。珍しく作詞と作曲の両方を自ら手がけることで知られ、ミュージカル『Guys and Dolls(野郎どもと女たち)』の音楽を担当したことでも有名です。ウィットに富んだ言葉選びと親しみやすい旋律を組み合わせる才能に長け、ポピュラーソングからミュージカルナンバーまで幅広いジャンルでヒット作を生み出しました。