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Jazz Standard — 1940

A Nightingale Sang in Berkeley Square

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ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークレー・スクエア

作詞Eric Maschwitz(エリック・マシュウィッツ)
作曲Manning Sherwin(マニング・シャーウィン)
制作年1940年
初演1940年、ロンドンのレビュー『New Faces』で発表。第二次世界大戦下のロンドンの人々に広く愛された一曲
キー変ホ長調(E♭)
拍子4/4拍子・AABA形式(32小節)

「A Nightingale Sang in Berkeley Square(ア・ナイチンゲール・サング・イン・バークレー・スクエア)」は、作曲マニング・シャーウィンと作詞エリック・マシュウィッツによって1940年に発表された、イギリス生まれのスタンダードです。第二次世界大戦下のロンドンで、爆撃の不安の中にあってもなお街の美しさやロマンスを歌い上げたこの曲は、当時の人々の心を大きく支えたと言われています。ロンドンの高級住宅街バークレー・スクエアを舞台に、ありえないはずのナイチンゲールの鳴き声を聞いたという幻想的な情景が、恋の高揚感と重ね合わせて描かれています。

歌の情景・意味

ロンドンのバークレー・スクエアで、本来そこにはいないはずのナイチンゲール(サヨナキドリ)の鳴き声を聞いた、という不思議な体験から歌は始まります。それは実際に鳥が鳴いたのか、それとも恋に浮かれた心が生んだ幻聴だったのか――どちらとも言い切れないその曖昧さこそが、この歌の魅力です。困難な時代の中でふと訪れた、ささやかで美しいひとときのロマンスを、詩的に、そして優しく歌い上げています。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

That certain night, the night we met, there was magic abroad in the air
There were angels dining at the Ritz, and a nightingale sang in Berkeley Square
I know, for I was there, that night, in Berkeley Square
The moon that lingered over London town, poor puzzled moon, it wore a frown
How could he know we two were so in love, the whole darn world seemed upside down
The streets of town were paved with stars, it was such a romantic affair
And as we kissed and said goodnight, a nightingale sang in Berkeley Square
This heart of mine beats a foolish tune, so out of place in a big old town

キー:E♭ 形式:AABA(32小節)
優雅で少し夢見るような和音の運びが、幻想的な夜の情景をよく表しています。

A セクション(1〜8小節)

Ebmaj7
Cm7
Fm7
Bb7
Ebmaj7
Eb7
Abmaj7
Adim7

▶ ポイント:Ebmaj7からEb7へ移り、さらにAbmaj7へと展開していく流れが、少し夢見心地な雰囲気を作っています。難しく考えず、月夜の情景を思い浮かべながら聴いてみてください。

B セクション(ブリッジ)

Bbm7
Eb7
Abmaj7
Abmaj7
Cm7
F7
Bb7
Bb7

▶ ポイント:ブリッジでBbm7という少し翳りのあるコードが登場し、幻想と現実の間を漂うような感覚を演出します。

1

This Is Anita

Anita O'Day(アニタ・オデイ)

1955年 / Verve

アニタ・オデイの歯切れのよいスウィング感が味わえる、ヴァーヴ期の代表作です。

2

The Genius of Bud Powell

Bud Powell(バド・パウエル)

1956年 / Verve

バド・パウエルの名演を集めた一枚。ピアノ・トリオの鋭い疾走感と、ふっと見せる叙情が魅力です。

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Manning Sherwin マニング・シャーウィン(1902–1974)

アメリカ生まれ、後にイギリスで活動した作曲家。ロンドンのミュージカル・レビューを中心に楽曲を提供し、「A Nightingale Sang in Berkeley Square」は戦時下のロンドンで多くの人々に愛された代表作です。作詞家エリック・マシュウィッツとのコンビによる、詩情豊かな作風で知られています。