Jazz Standard — 1948
ザ・ナイト・ハズ・ア・サウザンド・アイズ
| 作詞 | Buddy Bernier(バディ・バーニエ) |
|---|---|
| 作曲 | Jerry Brainin(ジェリー・ブレイニン) |
| 制作年 | 1948年 |
| 初演 | 1948年発表。同名のフィルム・ノワール映画『夜の千の眼』と関連づけて知られ、後年多くのジャズ・インストゥルメンタル奏者にも取り上げられた |
| キー | 変ホ長調(E♭) |
| 拍子 | 4/4拍子・AABA形式(32小節) |
「The Night Has a Thousand Eyes(ザ・ナイト・ハズ・ア・サウザンド・アイズ)」は、作曲ジェリー・ブレイニンと作詞バディ・バーニエによって1948年に発表された楽曲です。同年公開された同名のフィルム・ノワール映画とも結びつけて語られることが多く、どこか謎めいた、緊張感をはらんだ雰囲気を持つメロディが特徴です。ヴォーカル曲として作られましたが、その印象的なコード進行から後年多くのジャズ・インストゥルメンタル奏者にも好んで取り上げられ、モダン・ジャズの定番レパートリーとして定着しました。
歌の情景・意味
タイトルの「夜には千の目がある」という言葉通り、夜の闇の中でも誰かがどこかで見ている、隠しごとはできないのだという、少し不穏で緊張感をはらんだ情景から歌は始まります。恋の裏切りや秘密を見透かされることへの不安を歌ったこの曲は、甘さよりもミステリアスな緊迫感が漂うのが特徴で、夜の街の陰影を思わせるような、ジャズならではの世界観を持った一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭ 形式:AABA(32小節)
マイナー的な響きを含んだコードが、曲全体の謎めいた緊張感を支えています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Bbm7やAm7b5のような、少し翳りのあるコードが「見透かされる」緊張感を音楽的に表現しています。難しく考えず、ミステリアスな雰囲気を楽しんでみてください。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジで一時的にBbmaj7へ転じることで、少し開けた景色が見える瞬間があります。そこから元の緊張感へ戻る流れも聴きどころです。
Coltrane Sound
John Coltrane(ジョン・コルトレーン)
1964年 / Atlantic
アトランティック時代のコルトレーンの録音をまとめた一枚。のちの探究につながる力強い演奏が聴けます。
12!
Sonny Stitt(ソニー・スティット)
1962年 / Atlantic
ソニー・スティットがアルトとテナーを持ち替えて聴かせる快作。豪快で流れるようなバップ・フレーズが魅力です。
名盤・名演のリンクはAmazonアソシエイト・リンクです。
Amazonのアソシエイトとして、ジャズ・スタンダード事典は適格販売により収入を得ています。
Jerry Brainin ジェリー・ブレイニン(1908–1978)
アメリカの作曲家。ポピュラー音楽・映画音楽の分野で活動し、「The Night Has a Thousand Eyes」はその代表作として知られています。印象的で緊張感のあるコード進行を持つこの曲は、後年ジャズ・ミュージシャンたちのインプロヴィゼーションの題材としても好まれ、作曲家としての評価を高める一因となりました。