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Jazz Standard — 1920(英語版:1921)

My Man

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マイ・マン

作詞Channing Pollock(チャニング・ポロック/英語詞)、原詞:Albert Willemetz & Jacques Charles(仏語)
作曲Maurice Yvain(モーリス・イヴァン)
制作年1920年(原曲「Mon Homme」)、英語版は1921年
初演「Ziegfeld Follies of 1921」にてファニー・ブライスが歌唱、ブロードウェイ初演
キーハ短調(演奏により異なる)
拍子4/4拍子・ヴァース+32小節形式

「My Man」は、もとはフランスの作曲家モーリス・イヴァンが1920年に手がけた「Mon Homme(モナムール)」という曲でした。1921年、チャニング・ポロックによる英語詞が付けられ、伝説的な歌手ファニー・ブライスが「Ziegfeld Follies」で歌ったことで、アメリカでも広く知られるようになりました。ひどい扱いを受けながらも、それでも愛する男から離れられない女性の切ない心情を歌った、ドラマチックなトーチソング(未練の歌)の代表格です。ブライスの半生を描いたミュージカル・映画「Funny Girl」でバーブラ・ストライサンドが歌ったことでも有名になりました。

歌の情景・意味

冷たくされ、時には裏切られてさえいるとわかっていながら、それでもその男を愛し続けずにはいられない女性の告白です。世間からどう見られようと構わない、たとえ彼が変わらなくても、自分の愛は変わらない――という、痛みを抱えながらも揺るがない献身の心が、感情のこもった言葉で綴られています。悲劇的でありながらも、どこか誇り高さすら感じさせる、トーチソングの真髄ともいえる一曲です。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

It's not that he's the kindest man I've ever known
And still, when trouble comes, I face it all alone
The world may say I'm foolish for the love I give
But this is simply how I choose, and how I live
Some nights he leaves and doesn't say just where he's gone
And still I wait here, faithful, until he comes back home
Whatever storms may come, whatever pain I bear
He's still my man, and I'll be standing there

キー:Cm 形式:ヴァース+コーラス
マイナー・キーを基調とした、劇的で情感豊かな進行です。

A セクション(1〜8小節)

Cm7
Cm7
Fm7
Fm7
Cm7
G7
Cm7
G7

▶ ポイント:Cmのマイナー・キーに終始とどまる、重厚感のある進行です。同じコードの反復が、揺るがない献身の想いを音楽的に表現しています。

B セクション(後半)

Fm7
B♭7
E♭maj7
E♭maj7
A♭7
G7
Cm7
G7

▶ ポイント:中間部でE♭maj7に一瞬だけ光が差すものの、すぐにマイナーへと引き戻される展開が、報われない愛の切なさを表しています。

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Maurice Yvain モーリス・イヴァン(1891–1965)

フランスの作曲家。パリのミュージックホールやオペレッタの分野で活躍し、「Mon Homme」をはじめ数々のシャンソンの名曲を生み出しました。フランス音楽界における軽喜劇(オペレッタ)の重要な作曲家として知られ、その作品はアメリカにも渡り、ジャズ・スタンダードとしても愛されるようになりました。