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Jazz Standard — 1938

The Masquerade Is Over

お気に入り

ザ・マスカレード・イズ・オーバー

作詞Herb Magidson(ハーブ・マギッドソン)
作曲Allie Wrubel(アリー・ルーベル)
制作年1938年
初演1938年発表。広くジャズ・スタンダードとして演奏されるようになったのは1950年代以降
キーヘ長調(演奏により異なる)
拍子4/4拍子・32小節AABA形式

「The Masquerade Is Over」は、1938年に作曲家アリー・ルーベルと作詞家ハーブ・マギッドソンによって書かれた曲です。発表当初はさほど大きな話題にはなりませんでしたが、1950年代以降、多くのジャズ・ミュージシャンが取り上げるようになり、じわじわとスタンダードとしての地位を確立していきました。恋の終わりを、仮面舞踏会(マスカレード)が終わって素顔に戻る瞬間になぞらえた、洗練された比喩表現が印象的な一曲です。しっとりとしたマイナー調の響きが、切ない大人の恋の終わりをより一層引き立てています。

歌の情景・意味

恋人同士が演じ続けてきた「幸せなふり」の仮面が、ついに外される瞬間を描いた歌です。楽しい仮面舞踏会が夜明けとともに終わり、それぞれが素顔に戻っていくように、二人の関係もまた見せかけの華やかさを終え、本当の別れの時を迎えます。装いを解いて本音と向き合う切なさと、どこか諦めにも似た静かな覚悟が、上品な言葉選びで綴られています。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

The music's fading now, the dancers drift away
The pretty masks come off before the break of day
We played our parts so well, and smiled through every scene
But now the curtain falls on all we might have been
No use in holding on to costumes we outgrew
Beneath it all, I always knew this wasn't you
So take your bow, the party's done, the lights turn low
The masquerade is over now, it's time to go

キー:F 形式:AABA
マイナー・キーを基調とした、しっとりとした響きの進行です。

A セクション(1〜8小節)

Dm7
G7
Cm7
F7
B♭maj7
Em7♭5
A7
Dm7

▶ ポイント:Dmのマイナー調から始まり、次々とツーファイブが連なります。落ち着いた雰囲気の中に、行き場を探すような緊張感が漂います。

B セクション(ブリッジ)

Gm7
C7
Fmaj7
Fmaj7
Em7♭5
A7
Dm7
G7

▶ ポイント:一瞬メジャーの明るさをのぞかせるFmaj7を経て、再びマイナーの世界へと戻っていく構成です。

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2

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Allie Wrubel アリー・ルーベル(1905–1973)

アメリカの作曲家。映画音楽の分野でも活躍し、ディズニー映画「南部の唄」の主題歌「Zip-a-Dee-Doo-Dah」でアカデミー歌曲賞を受賞したことでも知られています。ポピュラーソングから映画音楽まで幅広く手がけ、親しみやすいメロディー作りに長けた作曲家でした。