Jazz Standard — 1945
ラブ・レターズ
| 作詞 | Edward Heyman(エドワード・ヘイマン) |
|---|---|
| 作曲 | Victor Young(ヴィクター・ヤング) |
| 制作年 | 1945年 |
| 初演 | 同名映画『Love Letters』(1945年、ジェニファー・ジョーンズ主演)の主題歌として使用 |
| キー | E♭メジャー(演奏によりFメジャーなども使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節・AABA形式 |
「Love Letters」は、1945年公開の同名映画のためにヴィクター・ヤングとエドワード・ヘイマンが書いた楽曲です。記憶喪失をテーマにしたロマンティックなドラマ映画の中で重要な役割を果たすこの曲は、翌1946年のアカデミー歌曲賞にもノミネートされました。手紙という、今よりもずっと想いを伝える手段として重みを持っていた時代の風習を背景に、離れた場所にいる相手への深い愛情を綴った歌詞と、美しく物憂げなメロディが持ち味です。以来、数多くのジャズ・ヴォーカリストやミュージシャンによって歌い継がれる、不朽のバラードとなっています。
歌の情景・意味
歌の主人公は、遠く離れた恋人に宛てて書いた手紙の束を、大切に抱きしめながら歌っています。手紙に綴られた一言一言は、まるで恋人自身がそばで語りかけてくれているかのように感じられ、その言葉を何度も読み返すことで、孤独な心を慰めているのです。会えない時間の寂しさと、それでも手紙を通じてつながっている確かな絆――そんな、離れていてもなお消えない愛の温かさを、静かに、けれど深く歌い上げた一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭メジャー 形式:AABA(32小節)
ゆったりとしたバラードで、映画音楽らしい豊かな響きのコードが物憂げなムードを支えています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「E♭maj7 → A♭maj7」の柔らかな移り変わりが、手紙を読み返すときのような穏やかで懐かしい気持ちを表現しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジで一時的に転調するような響きが生まれ、「あなたに会えない寂しさ」がより切実に伝わってきます。
Ultimate Nat King Cole
Nat King Cole(ナット・キング・コール)
編集盤
ナット・キング・コールの代表曲を集めたベスト盤。ビロードのような歌声で、名曲の数々が楽しめます。
Julie London
Julie London(ジュリー・ロンドン)
編集盤
ジュリー・ロンドンの歌を収めたアナログ盤。ささやくような歌声が、夜の雰囲気をしっとりと演出します。
Sonny Rollins Vol.2
Sonny Rollins(ソニー・ロリンズ)
1957年 / Blue Note
J.J.ジョンソンやセロニアス・モンクらと録音したブルーノートの一枚。ロリンズの豪快なテナーが冴えます。
Kenny Drew Trio
Kenny Drew(ケニー・ドリュー)
1956年 / Riverside
ケニー・ドリューのアメリカ時代のトリオ作。歯切れよくスウィングするピアノが楽しめます。
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Victor Young ヴィクター・ヤング(1900–1956)
アメリカの作曲家・指揮者で、生涯にわたって300本以上の映画音楽を手がけた、ハリウッドを代表する映画音楽作曲家の一人です。クラシック・ヴァイオリニストとしての素養を活かした、優雅で叙情的なメロディを得意としました。「Stella by Starlight」など、数多くのジャズ・スタンダードの原曲を生み出しています。