Jazz Standard — 1934
ラブ・イズ・ジャスト・アラウンド・ザ・コーナー
| 作詞 | Leo Robin(レオ・ロビン) |
|---|---|
| 作曲 | Lewis Gensler(ルイス・ジェンスラー) |
| 制作年 | 1934年 |
| 初演 | 映画『Here Is My Heart』(1934年)にてビング・クロスビーが歌唱 |
| キー | B♭メジャー(演奏によりFメジャーなども使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節・AABA形式 |
「Love Is Just Around the Corner」は、1934年公開の映画『Here Is My Heart』のためにルイス・ジェンスラーとレオ・ロビンが書いた楽曲です。ビング・クロスビーの歌唱で映画に使われ、公開後すぐに人気を博しました。歯切れの良いリズムと勢いのあるメロディが特徴で、歌としてよりも、むしろジャズ・ミュージシャンたちが即興演奏の腕を競い合うジャム・セッションの定番曲として、長く愛され続けています。テンポの速い演奏で取り上げられることが多く、聴いていて自然と体が動き出すような、明るく躍動感のある一曲です。
歌の情景・意味
歌の主人公は、「愛はすぐそこの角を曲がったところにある」という軽やかな比喩を使いながら、恋の訪れが間近に迫っていることへの期待感を歌っています。まるで散歩の途中で偶然良いことに出くわすような、気軽で楽観的な調子が全体を貫いており、深刻な恋の悩みや葛藤はほとんど感じられません。ただひたすらに、これから訪れるであろう幸せな出会いへのワクワクした気持ちを、軽快なリズムに乗せて弾むように歌う、明るく前向きな一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:B♭メジャー 形式:AABA(32小節)
速いテンポで演奏されることが多く、リズミカルなツーファイブの連続がアドリブ演奏の練習曲としても人気の理由です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:軽快なテンポの中で「Cm7 → F7」のツーファイブが小気味よく繰り返され、弾むような明るさを生み出しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジ冒頭の「D7」は一瞬だけ別の調に踏み込んだような響きを生み、その後すぐに元の明るさへと戻っていきます。
Sinatra at the Sands
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1966年 / Reprise
カウント・ベイシー楽団と共演した、ラスベガスでのライヴ名盤。円熟したシナトラの歌と語りが楽しめます。
The Quintessential Billie Holiday Vol. 1
Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)
1933〜35年録音
テディ・ウィルソンらと組んだ若き日のビリーの録音集。みずみずしく軽やかな歌声が聴けます。
Mingus Three
Charles Mingus & Hampton Hawes(チャールズ・ミンガス&ハンプトン・ホーズ)
1957年 / Jubilee
ミンガスとハンプトン・ホーズらによるピアノ・トリオ作品。力強くブルージーな演奏です。
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Lewis Gensler ルイス・ジェンスラー(1896–1978)
アメリカの作曲家で、1920年代から30年代にかけてブロードウェイやハリウッド映画のために数多くの楽曲を手がけました。作詞家レオ・ロビンとのコンビによる本作は、彼の代表作の一つとして知られています。派手さよりも、実用的で演奏しやすいメロディを作ることに長けた作曲家でした。