Jazz Standard — 1954
レイジー・アフタヌーン
| 作詞 | John Latouche(ジョン・ラトゥーシュ) |
|---|---|
| 作曲 | Jerome Moross(ジェローム・モロス) |
| 制作年 | 1954年 |
| 初演 | ミュージカル『The Golden Apple』(1954年ブロードウェイ)にて、キャヴァ・ジョーンズが歌唱 |
| キー | Fメジャー(演奏によりE♭メジャーなども使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・変則的なAABA形式 |
「Lazy Afternoon」は、1954年のブロードウェイ・ミュージカル『The Golden Apple』のためにジェローム・モロスとジョン・ラトゥーシュが書いた楽曲です。ミュージカル自体は短命に終わりましたが、この曲だけは独立して高く評価され、以来数多くのジャズ・シンガーやミュージシャンに歌い継がれる隠れた名曲となりました。気だるく官能的な夏の午後の情景を、ゆったりとしたテンポと半音階を使った独特のメロディに乗せて描き出しており、他のスタンダード曲にはない、けだるさと色香を併せ持つ魅力があります。
歌の情景・意味
歌の主人公は、蒸し暑い夏の午後、木陰に寝転びながら、恋人が来るのをのんびりと待っています。蜂がぶんぶんと飛び回り、遠くで小川がさらさらと流れる、けだるくも心地よいひととき。急ぐ必要は何もなく、ただこの瞬間の暑さと静けさ、そして恋人への想いに身を委ねています。都会的な洗練さとは対照的な、素朴で官能的な田園の情景が、聴く人をゆったりとした午後のひとときへと誘います。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Fメジャー 形式:変則AABA
半音階的に下降するベースラインが特徴的で、けだるく官能的な雰囲気を醸し出しています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:ベース音が「F → E → D」と半音ずつ下がっていくのが分かるでしょうか。この滑らかな下降が、けだるい午後の雰囲気を音楽的に表現しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジではツーファイブが連続して現れ、少しだけ動きのある展開になります。ここで気だるさの中にも一瞬の色気が差し込みます。
A Wilder Alias
Jackie & Roy(ジャッキー&ロイ)
1974年 / CTI
夫婦デュオのジャッキー&ロイがアレック・ワイルダーの曲を歌った作品。洒落たハーモニーが魅力です。
Devil May Care
Bob Dorough(ボブ・ドロー)
1956年 / Bethlehem
ジャズ・シンガー兼作曲家ボブ・ドローの代表作。とぼけた味わいのある歌とピアノが楽しめます。
Wynton Marsalis
Wynton Marsalis(ウィントン・マルサリス)
1982年 / Columbia
若き天才ウィントン・マルサリスのデビュー作。輝かしいトランペットが新時代の到来を告げました。
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Jerome Moross ジェローム・モロス(1913–1983)
アメリカの作曲家で、クラシック音楽とバレエ、そして映画音楽の分野で幅広く活躍しました。西部劇映画『大いなる西部(The Big Country)』の雄大なスコアで特に知られていますが、ブロードウェイ・ミュージカル『The Golden Apple』でも、独創的で野心的な音楽を手がけています。