Jazz Standard — 1956
ジャスト・イン・タイム
| 作詞 | Betty Comden & Adolph Green(ベティ・コムデン&アドルフ・グリーン) |
|---|---|
| 作曲 | Jule Styne(ジュール・スタイン) |
| 制作年 | 1956年 |
| 初演 | ミュージカル『Bells Are Ringing(邦題:ベルズ・アー・リンギング)』の劇中歌として初演 |
| キー | E♭ major |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節(AABA形式) |
「Just In Time」は1956年、作曲家Jule Styneと作詞コンビBetty Comden&Adolph Greenによって書かれた、ミュージカル『Bells Are Ringing』の劇中歌です。この作品はJudy Hollidayの当たり役として知られ、電話交換手の女性が人違いから始まる恋に落ちていく、心温まる物語を描いています。この曲は、まさに人生を諦めかけていたところに、思いがけない出会いが訪れ、ちょうど間に合うようにして救われる、という喜びを歌ったものです。ミュージカルナンバーでありながら、ジャズの世界でも広く愛され、多くのボーカリスト・器楽奏者が取り上げるスタンダードとなりました。
歌の情景・意味
歌の主人公は、これまで孤独に過ごし、心を閉ざしかけていました。もう少しで自分自身を見失ってしまうところだった、というギリギリのところで、運命的な相手が現れます。あなたが現れてくれたのは、まさに「ちょうど間に合うタイミング」だった、と歌は語ります。長く待ち続けた末に訪れた救いと喜び、そして相手への深い感謝の気持ちが、シンプルで力強い言葉に込められています。恋の始まりの高揚感と、危機一髪で救われたという安堵感が同居する、温かい一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭ major 形式:AABA(32小節)
ブロードウェイのミュージカルナンバーらしい、明快で歌いやすいⅡ-Ⅴ-Ⅰの流れが続く進行です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:E♭maj7からCm7、Fm7、B♭7と、いわゆる「Ⅰ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ」の循環が2回繰り返されます。同じ流れが安心感を生みつつ、少しずつ気持ちが高まっていくのを感じてみてください。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジでは一度A♭maj7へ移り、視界が少し開けたような明るさが加わります。そこからGm7-C7-Fm7-B♭7と流れ、再びホームであるE♭maj7へと戻っていきます。
Wonderful World: The Best of Louis Armstrong
Louis Armstrong(ルイ・アームストロング)
編集盤
「この素晴らしき世界」をはじめ、サッチモの名曲を集めたベスト。温かい歌声とトランペットが楽しめます。
Basie (The Atomic Mr. Basie)
Count Basie(カウント・ベイシー)
1957年 / Roulette
カウント・ベイシー楽団の最高傑作と名高い一枚。分厚く豪快なスウィングが圧巻です。
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Jule Styne(ジュール・スタイン、1905–1994)/ Betty Comden & Adolph Green(ベティ・コムデン、1917–2006/アドルフ・グリーン、1914–2002)
Jule Styneはイギリス生まれの作曲家で、ハリウッドとブロードウェイの双方で活躍し、「Diamonds Are a Girl's Best Friend」など数々のヒットナンバーを手がけました。作詞コンビBetty ComdenとAdolph Greenは、生涯にわたり数多くのミュージカル台本・歌詞を共作した名コンビとして知られています。三人が組んだ『Bells Are Ringing』は、この「Just In Time」をはじめとする楽曲によって、ブロードウェイの傑作ミュージカルのひとつとして今も愛され続けています。