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Jazz Standard — 1932

I've Got the World on a String

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アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング

作詞Ted Koehler(テッド・コーラー)
作曲Harold Arlen(ハロルド・アーレン)
制作年1932年
初演コットン・クラブのレビュー『Cotton Club Parade』(1932年)でキャブ・キャロウェイが歌唱
キーヘ長調(F)
拍子4/4拍子・32小節 AABA形式

「アイヴ・ガット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング」は、1932年にハロルド・アーレンが作曲し、テッド・コーラーが作詞を手がけた楽曲です。ニューヨークの伝説的なナイトクラブ、コットン・クラブのレビューのために書かれ、キャブ・キャロウェイの歌唱で発表されました。まるで世界を糸で操っているかのような、この上ない幸福感と自信を歌った、とびきり陽気な一曲です。恋がすべてを思い通りにしてくれるという高揚感あふれる歌詞と、軽快で弾むようなメロディーが相まって、フランク・シナトラをはじめ数多くのヴォーカリストに愛される定番のスタンダードとなりました。

歌の情景・意味

語り手は、恋によって世界そのものを思い通りに操っているかのような、圧倒的な幸福感と自信に満ちあふれています。「世界を糸でつないで、指先で回している」という誇張気味の比喩を使いながら、恋がもたらす無敵感を陽気に歌い上げているのです。深刻な悩みは一切なく、ただひたすらに幸せで自信に満ちた気分を、弾むようなリズムに乗せて表現した、聴く人まで元気にしてくれる一曲です。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

I hold the whole wide world upon a string of gold
And every sparrow sings the story I have told
I've got a rainbow tucked inside my pocket too
Ever since the moment that I looked at you
Life's an open highway, stretching far and wide
And every door I knock on opens up inside
I'm sitting high upon a throne without a care
I've got the world on a string, and love put it there

※上記は原詞の主題を伝えるための大意訳・パラフレーズであり、逐語訳ではありません。

キー:F 形式:AABA
アーレンらしい躍動感あふれる進行で、自信と幸福感を音楽的に表現しています。

A セクション(1〜8小節)

Fmaj7
Gm7
C7
Fmaj7
Fmaj7
Gm7
C7
C7

▶ ポイント:Ⅰ-Ⅱ-Ⅴという明快な流れが軽快なテンポ感を作り出し、まさに「世界を操る」ような堂々とした気分を音で表しています。

B セクション(ブリッジ)

Bb7
Bb7
Fmaj7
D7
Gm7
C7
Fmaj7
C7

▶ ポイント:ブリッジで一瞬Bb7の開放的な響きに移ることで、まるで王座に腰かけたような余裕たっぷりの雰囲気が加わります。

1

Blue Serge

Serge Chaloff(サージ・チャロフ)

1956年 / Capitol

バリトン・サックスのサージ・チャロフの名作。重厚ながら柔らかい音色のバラードが聴けます。

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Harold Arlen ハロルド・アーレン(1905–1986)

アメリカの作曲家。ラビの息子としてニューヨーク州バッファローに生まれ、ジャズやブルースの語法を巧みに取り入れた独自のメロディー作りで知られています。映画『オズの魔法使』の「オーバー・ザ・レインボー」をはじめ、「ストーミー・ウェザー」など数々の名曲を生み出し、ティン・パン・アレー期を代表する作曲家のひとりとして高く評価されています。