Jazz Standard — 1945
イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム
| 作詞 | Sammy Cahn(サミー・カーン) |
|---|---|
| 作曲 | Jule Styne(ジュール・スタイン) |
| 制作年 | 1945年 |
| 初演 | 第二次世界大戦終結直後、ハリー・ジェイムズ楽団(歌:ケイティ・アイリーン)の録音が大ヒット |
| キー | ヘ長調(F) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節 AABA形式 |
「イッツ・ビーン・ア・ロング・ロング・タイム」は、1945年、第二次世界大戦の終結という時代の空気の中で生まれた楽曲です。作曲はジュール・スタイン、作詞はサミー・カーンが手がけました。長らく離れ離れになっていた恋人たちの再会の喜びを歌ったこの曲は、戦地から帰還する兵士たちと、その帰りを待ち続けた家族や恋人たちの気持ちに深く重なり、発表当時は爆発的な人気を博しました。ハリー・ジェイムズ楽団による録音が大ヒットし、フランク・シナトラの歌唱でも広く知られています。時代背景を離れた今日でも、「待ちわびた再会」を描いた普遍的なラブソングとして愛され続けています。
歌の情景・意味
長い間離れていた恋人が、ようやく帰ってくる――その瞬間を待ちわびる気持ちが、率直な言葉で綴られています。「キスをして、もう一度キスをして」と繰り返すフレーズには、長い別れの時間を埋めるかのような、抑えきれない愛おしさがあふれています。戦争によって引き裂かれた恋人たちの再会という具体的な背景を持ちながらも、離れていた大切な人とようやく一緒にいられる喜びという、時代を超えて誰もが共感できる感情を歌った曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
※上記は原詞の主題を伝えるための大意訳・パラフレーズであり、逐語訳ではありません。
キー:F 形式:AABA
再会の喜びを表すような、温かく前向きなコード運びが特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Fmaj7から一段ずつ音が上がっていくような進行が、待ちわびた再会への高まる気持ちをそのまま音にしています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジで一瞬遠くのコードに寄り道をしてから、また元のホームであるFmaj7に戻ってくる展開が、まさに「帰還」の物語そのものを表しています。
Harry James' Greatest Hits
Harry James(ハリー・ジェイムス)
編集盤
華やかなトランペットで人気を集めたハリー・ジェイムス楽団のヒット曲集です。
Voice of Christmas
Bing Crosby(ビング・クロスビー)
編集盤
「ホワイト・クリスマス」で知られるビング・クロスビーのクリスマス曲集。温かい歌声が心にしみます。
Doris Day's Sentimental Journey
Doris Day(ドリス・デイ)
1965年 / Columbia
大ヒット曲「センチメンタル・ジャーニー」を表題にした、ドリス・デイの懐かしい名曲集です。
Frank Sinatra Sings for Only the Lonely
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1958年 / Capitol
孤独と失恋をテーマにしたシナトラのバラード集。最高傑作と名高い、深く沈んだ名唱です。
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Jule Styne ジュール・スタイン(1905–1994)
イギリス生まれ、アメリカで活躍した作曲家。幼少期から音楽の才能を発揮し、ハリウッドやブロードウェイで数多くのヒット曲・ミュージカルを手がけました。作詞家サミー・カーンとの黄金コンビで知られ、「三つのコイン」「ミュージカル『ジプシー』」など多岐にわたる作品を残し、20世紀アメリカン・ポピュラー音楽の発展に大きく貢献した人物です。