Jazz Standard — 1955
イン・ザ・ウィー・スモール・アワーズ
| 作詞 | Bob Hilliard(ボブ・ヒリアード) |
|---|---|
| 作曲 | David Mann(デイヴィッド・マン) |
| 制作年 | 1955年 |
| 初演 | 1955年、フランク・シナトラのアルバム「In the Wee Small Hours」のタイトル曲として発表 |
| キー | Fメジャー(演奏によりA♭も使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式 |
「In the Wee Small Hours (of the Morning)」は、1955年にデイヴィッド・マンが作曲し、ボブ・ヒリアードが作詞したバラードです。フランク・シナトラの記念碑的なコンセプト・アルバム「In the Wee Small Hours」のタイトル曲として発表され、以後失恋バラードの傑作として広く知られるようになりました。真夜中から明け方にかけての誰もが寝静まった時間帯に、一人失った恋を思い返す孤独と切なさを歌ったこの曲は、深い内省と静かな悲しみに満ちた、ジャズ・バラードの金字塔とも言える作品です。
歌の情景・意味
世界中の誰もが寝静まった、夜明け前のわずかな時間帯。そんな時間になると、決まって失った恋のことを思い出してしまう――そんな孤独な夜の情景を歌った曲です。昼間は気を紛らわせていても、静寂に包まれた深夜になると、押し殺していた寂しさが押し寄せてくる。眠れぬ夜に一人恋人を思う切なさを、静謐で美しいメロディーに乗せて描いた、失恋バラードの傑作です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Fメジャー 形式:AABA(32小節)
静謐で内省的な、夜の孤独を表現するバラード進行です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:静かに循環するコードが、深夜の静寂の中で一人思いを巡らせる、孤独な時間の流れをよく表現しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:一瞬短調(Bbm6)に触れる部分があり、「彼女が呼んでくれさえすれば」という切ない願いの陰りをそっと表現しています。
David Mann デイヴィッド・マン(1916–2002)
アメリカの作曲家・編曲家・サクソフォーン奏者。作詞家ボブ・ヒリアードとのコンビで数々の楽曲を生み出し、「In the Wee Small Hours」は彼の代表作として知られています。この曲がフランク・シナトラの名盤のタイトル曲に選ばれたことで、彼の名は広くジャズ史に刻まれることとなりました。