Jazz Standard — 1941
アイム・グラッド・ゼア・イズ・ユー
| 作詞 | Paul Madeira(ポール・マデイラ) |
|---|---|
| 作曲 | Jimmy Dorsey(ジミー・ドーシー) |
| 制作年 | 1941年 |
| 初演 | 1942年発表。ジミー・ドーシー楽団の演奏で人気を博す |
| キー | E♭メジャー(演奏によりCも使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式 |
「I'm Glad There Is You (In This World of Ordinary People)」は、1941年にジミー・ドーシーが作曲し、ポール・マデイラが作詞したラブソングです。ドーシー自身の楽団によって演奏され、以後スウィング期を代表するバラードのひとつとして定着しました。ありふれた日常、平凡な人々に満ちたこの世界の中で、あなたという特別な存在に出会えたことへの深い感謝を歌ったこの曲は、控えめでありながら心にじんわりと染み入る美しさを持っています。派手さはなくとも、静かな幸福感に満ちた名バラードです。
歌の情景・意味
この世界には、平凡でありふれたものがたくさんある。それでも、その中にあなたという存在がいてくれることに、心から感謝している――そんな静かで深い愛情を歌った曲です。派手な賛美の言葉を並べるのではなく、「ありふれた人々の中に、あなたがいてくれてよかった」というシンプルな一言に、これ以上ない愛情の重みが込められています。控えめでありながら、聴くほどに心に残る、美しい愛の歌です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭メジャー 形式:AABA(32小節)
穏やかで包み込むような、感謝の気持ちにふさわしい優しい進行です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:ゆったりと循環する優しい進行が、「あなたがいてくれてよかった」という静かな感謝の気持ちをそっと支えています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:「多くの心が道に迷っている」と歌う部分で、コードにわずかな緊張感が生まれ、その後の解決へ向けて温かさが戻ってきます。
Ella Wishes You a Swinging Christmas
Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
1960年 / Verve
エラがクリスマス・ソングを軽快にスウィングさせた人気作。華やかなビッグバンドと明るい歌声が楽しい一枚です。
Chet Baker Sings
Chet Baker(チェット・ベイカー)
1954年 — Pacific Jazz
ベイカーの繊細で純粋な歌声が、この曲の持つ控えめな感謝の気持ちを美しく伝えてくれる名唱です。
Live in Helsingborg 1990
Johnny Griffin(ジョニー・グリフィン)
1990年録音
「リトル・ジャイアント」と呼ばれたグリフィンのライヴ。勢いのある豪快なテナーが聴けます。
Ben Webster Meets Oscar Peterson
Ben Webster & Oscar Peterson(ベン・ウェブスター&オスカー・ピーターソン)
1959年 / Verve
ウェブスターの温かいテナーと、ピーターソン・トリオの共演。バラードの美しさが際立つ名盤です。
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Jimmy Dorsey ジミー・ドーシー(1904–1957)
アメリカのバンドリーダー・作曲家・クラリネット/サクソフォーン奏者。弟トミー・ドーシーと共にスウィング期を代表する楽団を率い、数々のヒット曲を生み出しました。「I Hear a Rhapsody」を広めたことでも知られ、洗練された編曲とダンサブルなリズム感を持つ楽団として、当時絶大な人気を誇りました。