Jazz Standard — 1953
アイ・ラブ・パリ
| 作詞 | Cole Porter(コール・ポーター) |
|---|---|
| 作曲 | Cole Porter(コール・ポーター) |
| 制作年 | 1953年 |
| 初演 | 1953年、ミュージカル「カンカン」(Can-Can)にて発表 |
| キー | Cマイナー(演奏によりEマイナーも使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式 |
「I Love Paris」は、1953年にコール・ポーターが作詞・作曲したナンバーで、ミュージカル「カンカン」の中で歌われました。作中では、パリのキャバレーを営む女主人公ラ・モーヌが、この街への愛情を情熱的に歌う場面で使われています。雨の日も晴れの日も、朝も夜も、パリという街のあらゆる表情を愛おしむ内容で、都市そのものへの深い愛着を歌ったラブソングとしては異色の存在です。マイナー調の情熱的なメロディーが、ポーターらしい都会的な洗練さを際立たせています。
歌の情景・意味
雨に濡れたパリも、朝の光に包まれたパリも、夜の帳が下りたパリも、どんな表情を見せてもこの街を心から愛している――そんな、特定の人ではなく都市そのものへの熱烈な愛を歌った曲です。恋人に贈るラブソングの形式を借りながら、実際にはパリという街の四季折々、昼夜それぞれの魅力を讃える、洒落たご当地讃歌となっています。ポーターらしいウィットに富んだ発想と、都会的な情熱が融合した個性的な一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Cマイナー 形式:AABA(32小節)
情熱的で都会的な、マイナー調ならではの陰影を持つ進行です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:情熱的なマイナー調の進行が、都市への熱い愛着を語る歌詞にふさわしい、都会的な洗練さを添えています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:「なぜこんなにもパリを愛しているのだろう」という問いかけの部分で、コードが徐々に高まっていき、最後の答えへ向けて盛り上がっていきます。
Kraft Music Hall Time Vol.3
Bing Crosby(ビング・クロスビー)
ラジオ放送録音・編集盤
クロスビーが司会を務めた人気ラジオ番組の音源集。くつろいだ語りと甘い歌声で、当時の放送の雰囲気が伝わります。
Sings the Cole Porter Song Book Vol. 2
Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
1956年 / Verve
コール・ポーターの名曲を歌った、エラの「ソングブック」シリーズの一枚。気品あふれる名唱集です。
Art Pepper Meets the Rhythm Section
Art Pepper(アート・ペッパー)
1957年 / Contemporary
マイルス・デイヴィスのリズム・セクションと共演した、ペッパーの代表作。歌心あふれるアルトが冴えます。
Eight Classic Albums
Carmen McRae(カーメン・マクレエ)
編集盤
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Cole Porter コール・ポーター(1891–1964)
アメリカの作曲家・作詞家で、作詞と作曲の両方を自ら手がける稀有な才能の持ち主でした。「Night and Day」「I've Got You Under My Skin」など数多くのスタンダードを生み出し、ブロードウェイ・ミュージカルとハリウッド映画音楽の両方で成功を収めました。若い頃にパリに長く滞在した経験があり、この曲にはその実体験に基づく街への愛着が反映されているといわれています。