Jazz Standard — 1939
アイ・コンセントレイト・オン・ユー
| 作詞 | Cole Porter(コール・ポーター) |
|---|---|
| 作曲 | Cole Porter(コール・ポーター) |
| 制作年 | 1939年 |
| 初演 | 1940年、映画「ブロードウェイ・メロディー1940」でエレノア・パウエル主演の場面にて使用 |
| キー | E♭メジャー(演奏によりCも使用) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式 |
「I Concentrate on You」は、1939年にコール・ポーターが作詞・作曲したラブソングで、翌1940年公開の映画「ブロードウェイ・メロディー1940」の中で歌われました。人生には不安や困難がつきものだけれど、恋人のことだけを一心に思うことで心が落ち着き、前を向いていられる、という揺るぎない愛情を歌った作品です。ポーターらしい機知に富んだ言葉選びと、優雅で気品のあるメロディーラインが特徴で、ジャズ・ミュージシャンたちのインストゥルメンタル演奏でも人気の高い一曲です。歌詞と演奏、どちらの側面からも長く愛され続けています。
歌の情景・意味
世の中は不確かなことばかりで、明日どうなるかも分からない。それでも歌の主人公は、そんな不安を振り払うようにただ一人の相手のことだけを思い続けます。「あなたのことだけを一心に考えていれば、すべてがうまくいくように感じられる」という、静かで揺るぎない信頼と愛情が歌われています。派手な愛の宣言ではなく、心の中で相手を支えにしている、落ち着いた大人の愛のかたちが描かれた曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:E♭メジャー 形式:AABA(32小節)
コール・ポーターらしい、なめらかに移り変わる洗練された響きが特徴のコード進行です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:後半で一時的に別の調へ寄り道する動きがあり、まるで話の途中でふと視線をそらすような、洗練された変化を感じさせます。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジ部分は明るさと陰りが交互に現れるような進行で、「嵐も一緒に乗り越える」という歌詞の心情の揺らぎとよく重なっています。
Sinatra at the Sands
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1966年 / Reprise
カウント・ベイシー楽団と共演した、ラスベガスでのライヴ名盤。円熟したシナトラの歌と語りが楽しめます。
Carmen McRae & Chris Connor
Carmen McRae & Chris Connor(カーメン・マクレエ&クリス・コナー)
編集盤
二人の個性派女性歌手の録音をまとめた一枚。知的なカーメンとクールなクリス、それぞれの魅力が楽しめます。
Stan Kenton Live
Stan Kenton(スタン・ケントン)
ライヴ録音(3CD)
大編成で迫力あるサウンドを追求したスタン・ケントン楽団のライヴ。分厚いブラスが圧巻です。
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Cole Porter コール・ポーター(1891–1964)
アメリカの作曲家・作詞家で、作詞と作曲の両方を自ら手がける稀有な才能の持ち主でした。「Night and Day」「I've Got You Under My Skin」など数多くのスタンダードを生み出し、ブロードウェイ・ミュージカルとハリウッド映画音楽の両方で成功を収めました。洗練された都会的なユーモアと、巧みな言葉遊びを織り交ぜた歌詞が持ち味で、今なお多くのジャズ演奏家に愛される作曲家です。