Jazz Standard — 1963
ハウ・インセンシティヴ(インセンサテズ)
| 作詞 | Vinicius de Moraes(ヴィニシウス・ヂ・モライス/原詞)、Norman Gimbel(英語詞) |
|---|---|
| 作曲 | Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン) |
| 制作年 | 1963年(ポルトガル語原題「Insensatez」) |
| 初演 | ブラジルで発表後、1964年のアルバム「Getz/Gilberto」を通じて世界的に知られるようになった |
| キー | Dm(ニ短調) |
| 拍子 | 4/4拍子、ボサノヴァ、AABA形式(ショパンの前奏曲を思わせる下降ラインが有名) |
「How Insensitive(原題:Insensatez)」は1963年、ブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンと詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスによって書かれたボサノヴァの名曲です。冒頭のメロディーラインが、ショパンの前奏曲第4番ホ短調の下降する音型を思わせることで知られ、クラシック音楽とボサノヴァの美しい融合として音楽評論家からも高く評価されています。英語詞はノーマン・ジンベルによって付けられ、1964年のアルバム「Getz/Gilberto」に収録されたことで世界的な知名度を得ました。冷たく去っていった恋人への静かな問いかけを描いた歌詞と、切なく美しいメロディーが、ボサノヴァというジャンルの持つ憂愁の美学を象徴する一曲となっています。
歌の情景・意味
主人公は、かつて自分を愛してくれた恋人が、まるで何事もなかったかのように冷たく去っていったことに戸惑い、傷ついています。「どうしてそんなに冷淡になれるのか」と静かに問いかけながら、自分の胸の内にある悲しみと、それでも消えない愛情を吐露します。感情を大げさに表現するのではなく、抑制された美しさの中に深い哀しみをにじませる、ボサノヴァらしい繊細な表現が魅力の歌です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
※本ページの歌詞対訳は原詞の著作権に配慮し、意味を伝えるための独自の意訳・要約として作成しています。正確な原詞は正規の楽譜・音源をご参照ください。
キー:Dm 形式:AABA(ボサノヴァ)
半音ずつ下降していく美しいコード進行が特徴で、ショパンの音楽を思わせるクラシカルな響きを持っています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Dm(maj7)から始まり半音ずつ下がっていくベースラインが、この曲最大の聴きどころです。まるで階段を静かに降りていくような、切なく美しい響きを生み出しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジではGm7を中心に少し視点が変わりますが、すぐにDm7の主調へと戻ってきて、冒頭の切なさを再確認するような構成になっています。
I Could Have Danced All Night: The Singles & Albums Collection
Sylvia Syms(シルヴィア・シムズ)
編集盤
ニューヨークのクラブで愛された歌手シルヴィア・シムズの録音集。言葉を大切にした歌が魅力です。
Getz/Gilberto
Stan Getz & João Gilberto(スタン・ゲッツ&ジョアン・ジルベルト)
1964年 — Verve Records
この曲を世界的に有名にした金字塔的アルバム。ジルベルトの囁くようなヴォーカルとゲッツの柔らかいサックスの対話が絶品です。
Desafinado
Antonio Carlos Jobim(アントニオ・カルロス・ジョビン)
編集盤
ボサノヴァの生みの親ジョビンの名曲を収めた一枚。洗練されたメロディが心地よく響きます。
亡き王女のためのパヴァーヌ
L.A.4(L.A.4)
編集盤
ギターのローリンド・アルメイダらによる西海岸の名グループL.A.4の作品。クラシックとジャズが溶け合う上品な演奏です。
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Antonio Carlos Jobim アントニオ・カルロス・ジョビン(1927–1994)
ブラジルの作曲家・ピアニストで、ボサノヴァというジャンルを世界的に確立した中心人物です。「イパネマの娘」「Wave」など数々の名曲を生み出し、クラシック音楽の素養を活かした洗練されたハーモニーと、ブラジル音楽特有のリズム感を融合させた作風で、ジャズと世界の音楽シーンに多大な影響を与えました。