Jazz Standard — 1936
グッディ・グッディ
| 作詞 | Johnny Mercer(ジョニー・マーサー) |
|---|---|
| 作曲 | Matty Malneck(マティ・マルネック) |
| 制作年 | 1936年 |
| 初演 | 1936年発表。ベニー・グッドマン楽団の録音で大ヒットとなった |
| キー | Eb major |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式 |
「Goody Goody」は1936年、作曲家マティ・マルネックと作詞家ジョニー・マーサーによって書かれた曲です。同年のベニー・グッドマン楽団による録音が大ヒットとなり、スウィング時代を象徴する軽快なナンバーとして定着しました。恋に振られた相手が今度は自分が振られる番になったことを、ちょっぴり意地悪く、しかしユーモラスに喜ぶという内容が、当時の聴衆に広く親しまれました。軽快なテンポと、皮肉の効いた歌詞の組み合わせが絶妙な、遊び心たっぷりの一曲です。
歌の情景・意味
歌の主人公は、かつて自分を振って別の相手のもとへ行った人が、今度は逆に振られてしまったことを知り、「それ見たことか」とばかりに小気味よく喜びます。「グッディ、グッディ」という繰り返しの言葉には、「ざまあみろ」というニュアンスと、どこか子供っぽい無邪気さの両方が込められており、恨みつらみというよりも軽妙な仕返しの喜びが歌全体を明るく彩っています。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:Eb major 形式:AABA(32小節)
軽快なスウィング感を持つⅡ-Ⅴの連なりが特徴で、歌詞の持つ小気味よさをリズミカルに支えている。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:Eb6の軽やかな響きは、少し意地悪な喜びを隠しきれない足取りのようです。Fm7からBb7への繰り返しの動きが、弾むようなスウィング感を作り出し、皮肉めいた歌詞にぴったりの軽快さを添えています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:Ab6からAbm6への移り変わりは、ほんの少しだけ相手への同情がのぞくような瞬間ですが、すぐにEb6の明るさへと戻り、結局は小気味よい喜びが勝つ様子が音楽的に表現されています。
Benny Goodman Box Set
Benny Goodman(ベニー・グッドマン)
編集盤
「スウィングの王様」グッドマンの録音をまとめたボックス。華やかなバンド・サウンドを存分に楽しめます。
Sinatra Swings
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1961年 / Reprise
ビリー・メイ楽団を従えた、軽快でゴージャスなスウィング作品。シナトラの粋な歌いっぷりが光ります。
名盤・名演のリンクはAmazonアソシエイト・リンクです。
Amazonのアソシエイトとして、ジャズ・スタンダード事典は適格販売により収入を得ています。
Matty Malneck マティ・マルネック(1904–1981)
マティ・マルネックはヴァイオリニスト・作曲家・編曲家として、1920年代から30年代にかけて活躍した人物です。ポール・ホワイトマン楽団での演奏経験を経て、作曲・編曲の分野でも才能を発揮し、「Goody Goody」のほかにも数々のポピュラーソングを手がけました。作詞家ジョニー・マーサーとの共作でも知られ、軽妙で親しみやすい旋律づくりが持ち味の作曲家として記憶されています。