Jazz Standard — 1950
フロム・ジス・モーメント・オン
| 作詞・作曲 | Cole Porter(コール・ポーター) |
|---|---|
| 制作年 | 1950年 |
| 初演 | ミュージカル『Out of This World』(1950年ブロードウェイ初演)のために書かれたが本編ではカットされ、後に映画『Kiss Me Kate(キス・ミー・ケイト)』(1953年)で復活し広く知られるようになった |
| キー | B♭ major(原調) |
| 拍子 | 4/4拍子・AABA形式・32小節 |
「From This Moment On」は、1950年にコール・ポーターがミュージカル『Out of This World』のために作詞・作曲した一曲です。興味深いことに、この曲は本来のミュージカルでは上演前にカットされてしまいましたが、1953年の映画『Kiss Me Kate(キス・ミー・ケイト)』の中で、アン・ミラーによる華麗なダンスナンバーとして復活を果たし、一躍人気曲となりました。「この瞬間から」という前向きなタイトル通り、これから始まる新しい人生や関係への期待と喜びを高らかに歌い上げるこの曲は、コール・ポーターらしい機知に富んだ言葉遊びと、軽快で華やかなメロディが見事に融合した、祝祭的な雰囲気を持つ一曲です。
歌の情景・意味
歌の主人公は、大切な人と出会えたことをきっかけに、これからの人生がすっかり変わっていくという確信に満ちています。もう寂しい夜を過ごすこともなく、退屈な日々を送ることもない——「この瞬間から」すべてが輝かしいものになるという、迷いのない喜びと高揚感が、次々と繰り出される言葉遊びとともに軽快に歌われます。過去を振り返るのではなく、未来への期待に満ちた前向きなラブソングとして、結婚式やお祝いの席でも好んで演奏される一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:B♭ major 形式:AABA(32小節)
軽快で祝祭的な進行が、曲の持つ晴れやかな高揚感をそのまま表現しています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:出だしのBbからBbdimへの一瞬の翳りは、すぐに解決へと向かい、まるで「これからは何も心配ない」という確信を音楽的に表現しているかのようです。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジで次々とツーファイブが連鎖する動きは、まるで次々と新しい喜びが訪れていくような、弾むようなエネルギーを感じさせます。
Standards by Mel Tormé
Mel Tormé(メル・トーメ)
編集盤
「ベルベット・フォグ」と呼ばれた柔らかな声のメル・トーメが、スタンダードを歌った作品。洒落た歌い回しが魅力です。
Mal Waldron 2
Mal Waldron(マル・ウォルドロン)
編集盤
ビリー・ホリデイの伴奏者としても知られるマル・ウォルドロンの作品。重く沈んだ独特のピアノが心に残ります。
Count Basie Box Set
Count Basie(カウント・ベイシー)
編集盤
カウント・ベイシー楽団の録音をまとめて楽しめるボックス・セット。分厚く豪快なスウィングが詰まっています。
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Cole Porter コール・ポーター(1891–1964)
アメリカのミュージカル黄金期を代表する作詞・作曲家。自ら詞と曲の両方を手がけるスタイルで知られ、洗練された言葉遊びとウィットに富んだ歌詞、そして優雅で都会的なメロディを兼ね備えた楽曲を数多く残しました。『Kiss Me Kate』『Anything Goes』など数々のブロードウェイ・ヒットを生み出し、ジャズ・スタンダードの重要なレパートリーを形成しています。