Jazz Standard — 1939
ドント・ウォリー・バウト・ミー
| 作詞 | Ted Koehler(テッド・ケーラー) |
|---|---|
| 作曲 | Rube Bloom(ルーブ・ブルーム) |
| 制作年 | 1939年 |
| 初演 | 1939年、ニューヨークのコットン・クラブのレビュー・ショーの一曲として発表された。 |
| キー | 変ロ長調(B♭) |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節・AABA形式 |
「Don't Worry 'Bout Me」は1939年、作曲家ルーブ・ブルームと作詞家テッド・ケーラーによって書かれた楽曲です。二人はニューヨークのコットン・クラブを中心に活躍していたコンビで、この曲もそうしたレビュー・ショーの一曲として世に出ました。軽やかなスウィング感を持ちながらも、どこか強がりを感じさせる歌詞が印象的で、後年フランク・シナトラやアニタ・オデイといった人気シンガーたちに取り上げられ、ジャズ・ボーカルの定番曲として定着しました。明るいメロディーの裏に隠れた切なさが、この曲の奥深い魅力となっています。
歌の情景・意味
別れを切り出された、あるいは去っていく相手に向かって、「私のことは心配しないで、大丈夫だから」と気丈に振る舞う人物の歌です。本当は傷ついているはずなのに、それを表に出さず、相手を気遣うような余裕を見せる――そんな強がりの裏側にある寂しさが、軽快なスウィングのリズムとの対比によって、かえって切なく響いてきます。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:B♭ 形式:AABA(32小節)
コットン・クラブ・スタイルらしい軽快なスウィング感と、随所に効かせたセブンス・コードの洒落た響きが特徴です。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:明るいB♭maj7から少し寂しげなGm7へ移る流れは、笑顔を作りながらも胸の内には寂しさがある、という歌詞の二面性をそのまま音で表しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジのE♭maj7からE♭m6への変化は、強がっていた表情がふっとゆるみ、本音がわずかに漏れ出るような瞬間を表現しています。
Live at Carnegie Hall
Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)
ライヴ録音
カーネギー・ホールでのエラのライヴ。聴衆を前に、自在なスキャットと豊かな歌声を存分に披露しています。
Sinatra at the Sands
Frank Sinatra(フランク・シナトラ)
1966年 / Reprise
カウント・ベイシー楽団と共演した、ラスベガスでのライヴ名盤。円熟したシナトラの歌と語りが楽しめます。
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Rube Bloom ルーブ・ブルーム(1902–1976)
アメリカ・ニューヨーク出身の作曲家、ピアニスト。1920年代からティン・パン・アレーで活躍し、「Fools Rush In」や「Deed I Do」など数々のポピュラー・ソングを手がけた。ハーレム・ストライドの奏法にも通じた達者なピアニストであり、シンプルで口ずさみやすいメロディー作りに定評があった作曲家として知られている。