Jazz Standard — 1922
シカゴ
| 作詞 | Fred Fisher(フレッド・フィッシャー) |
|---|---|
| 作曲 | Fred Fisher(フレッド・フィッシャー) |
| 制作年 | 1922年 |
| 初演 | 1922年、ジ・ジョージアンズ楽団による録音で世に広まる。1957年にはフランク・シナトラが録音(ネルソン・リドル編曲)し、ビルボード誌で84位を記録して再ブレイク。 |
| キー | ト長調(G) |
| 拍子 | 4拍子・軽快なフォックストロット調。ヴァースとコーラスからなる構成。 |
「Chicago (That Toddlin' Town)(シカゴ)」は、ドイツ出身の移民作曲家フレッド・フィッシャーが1922年に発表した、シカゴという街への愛情を歌った軽快なナンバーです。発表当初から都会の賑わいを描いた曲として親しまれてきましたが、1957年にフランク・シナトラが録音したことで大きな再ブレイクを果たし、以後シナトラの定番レパートリーの一つとなりました。禁酒法時代の伝道師ビリー・サンデーの逸話や、当時流行したダンス「トドル」への言及など、1920年代シカゴの空気をそのまま閉じ込めたような歌詞が魅力です。今日でも「マイ・カインド・オブ・タウン」と並んで、シカゴという街を象徴する一曲として愛され続けています。
歌の情景・意味
歌の主人公は、これからシカゴという街を訪れる誰かに向かって、この街の魅力を誇らしげに語りかけます。夜ごとに違う顔を見せる賑やかな通り、悩みごとも一晩で忘れさせてしまうような陽気な空気、そして噂されるほど自由で活気にあふれた街の姿――堅苦しい理屈より、まずこの街に来て自分の目で確かめてほしい、という主人公の高揚感がそのまま伝わってくるような一曲です。
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
キー:G 形式:ヴァース+コーラス構成
I(トニック)とVI7・II7・V7を軽快に行き来する、1920年代のフォックストロットらしい弾むコード進行です。
A セクション(コーラス冒頭)
▶ ポイント:G(ホーム)から次々とセブンスコードを経由して戻ってくる進行は、まるで街を軽やかに一周してまた同じ場所に帰ってくるような、心地よい高揚感を生み出しています。
B セクション(サビ後半)
▶ ポイント:サブドミナントのCへ一時的に景色を転換し、Cm6のほんのりとした翳りを挟むことで、陽気な曲調の中にわずかな陰影を添えています。そこから元のGへ戻る解放感も味わいどころです。
Kraft Music Hall Time Vol.3
Bing Crosby(ビング・クロスビー)
ラジオ放送録音・編集盤
クロスビーが司会を務めた人気ラジオ番組の音源集。くつろいだ語りと甘い歌声で、当時の放送の雰囲気が伝わります。
A Chicago Pianist
Johnny Jones(ジョニー・ジョーンズ)
編集盤
シカゴで活躍したピアニストの演奏を収めた一枚。ブルース色の濃い、味わい深いピアノが聴けます。
Basie Swings, Bennett Sings
Tony Bennett with the Count Basie Orchestra(トニー・ベネット&カウント・ベイシー・オーケストラ)
1959年 / Columbia
トニー・ベネットとベイシー楽団の共演盤。都会的で洗練されたスウィング感が魅力です。
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Fred Fisher フレッド・フィッシャー(1875–1942)
ドイツ生まれ、本名アルバート・フォン・ブライテンバッハ。1900年にアメリカへ渡り、シカゴでピアノと音楽を学んだ後、ティン・パン・アレーを代表する作曲家として活躍しました。「Chicago」のほか「Peg o' My Heart」「Come, Josephine, in My Flying Machine」など数百曲を手がけ、1970年にソングライターズ・ホール・オブ・フェイムへ殿堂入りを果たしています。