Jazz Standard — 1940
ブロードウェイ
| 作詞 | ビル・バード/テディ・マクレー/アンリ・ウード(Bill Bird / Teddy McRae / Henri Woode) |
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| 作曲 | ビル・バード/テディ・マクレー/アンリ・ウード(Bill Bird / Teddy McRae / Henri Woode) |
| 制作年 | 1940年 |
| 初演 | カウント・ベイシー楽団による録音(1940年11月19日) |
| キー | E♭メジャー |
| 拍子 | 4/4拍子・32小節AABA形式・アップテンポ・スウィング |
解説
「Broadway」は、1940年にビル・バード、テディ・マクレー、アンリ・ウードの3人によって書かれたアップテンポのスウィング曲です。同年11月、カウント・ベイシー楽団によって録音されると大ヒットとなり、とりわけテナーサックス奏者レスター・ヤングによる伝説的なソロが、この曲を不朽の名作に押し上げました。以来、長くベイシー楽団の代表曲として親しまれ、ジェリー・マリガンやアート・ペッパー、デクスター・ゴードンといった数多くのジャズ・ミュージシャンたちにも演奏されてきました。本来は歌詞のないジャムセッション向けの器楽曲として知られていますが、実は正式な歌詞も存在し、ダコタ・ステイトンやメル・トーメ、ダイアナ・クラールといった歌手たちによって歌われたボーカル版も残されています。曲名の通り、ニューヨークの繁華街ブロードウェイの賑わいと活気を描いた、軽快で楽しい一曲です。
この曲はどんな歌?
歌の情景・意味
この歌は、ニューヨークの中心街ブロードウェイの華やかな一日を描いています。陽が昇れば、街の人々はおしゃれをして通りを歩き、夜になればショーや音楽で街全体が輝きを増していく――そんな、絶え間なく心が浮き立つような賑わいが歌われています。主人公は、どこへ行こうとも結局はこの大通りに戻ってきてしまう、と語ります。他の道はただの「平凡な通り」にすぎないけれど、ブロードウェイだけは特別な場所。少し息抜きをして、人生の楽しみを味わいましょう、というメッセージが、軽快なリズムに乗せて伝えられます。
歌詞 — 英日対訳
※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。
コード進行
キー:E♭メジャー 形式:AABA(32小節)
典型的なスウィング期のリフ進行が特徴で、初心者にも演奏しやすいシンプルなコード展開でありながら、アドリブの土台としても優れた構成になっています。
A セクション(1〜8小節)
▶ ポイント:「E♭6 → B♭9」を繰り返すシンプルな進行は、いわゆる「コール・アンド・レスポンス」のように、サックスとブラスが互いに掛け合う様子を音楽的に支えています。「Bright lights are calling」という歌詞の通り、街の灯りが次々と呼びかけてくるような、軽快な弾みを生み出しています。
B セクション(ブリッジ)
▶ ポイント:ブリッジでは「Cm7 → F7 → B♭9」という、馴染みのある「ツーファイブワン」進行が現れ、その後さらに別の調へ一時的に移ります。「どこへ行こうと構わない、でも結局、大通りに辿り着いてしまう」という歌詞の通り、音楽もあちこち寄り道をしながら、最後にはまたAセクションへと戻っていきます。
名盤・名演
The Complete Decca Recordings (1937-1939)
Count Basie(カウント・ベイシー)
編集盤 / Decca
ベイシー楽団の初期録音を集めた一枚。スウィング時代の躍動感あふれる演奏が楽しめます。
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作曲家について
Teddy McRae テディ・マクレー(1908–1994)
アメリカ・サウスカロライナ州出身のテナーサックス奏者・編曲家・作曲家。1930年代から40年代にかけてスウィング期の数々のビッグバンドで活躍し、共作者のアンリ・ウード、ビル・バードとともに、この「Broadway」をはじめとする数多くのスウィング・ナンバーを世に送り出しました。演奏家としての確かな感覚を生かした、ソロイストが映える躍動感あふれる楽曲づくりに定評がありました。