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Jazz Standard — 1925

Always

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オールウェイズ

作詞・作曲Irving Berlin(アーヴィング・バーリン)
制作年1925年
初演1925年、歌手ベル・ベイカーがブルックリンのブッシュウィック劇場で初披露。翌1926年、ジョージ・オルセン楽団とヴィンセント・ロペス楽団の録音がともに全米1位を獲得
キーC# major(楽譜原調・ピアノの黒鍵のみで演奏できることで知られる)
拍子3/4拍子(ワルツ)・AABA形式

「Always」は1925年7月、アーヴィング・バーリンがアトランティック・シティで書き上げた一曲です。当時バーリンは、後に二人目の妻となる若き令嬢エリン・マッケイと出会い、深く愛し合っていました。バーリンはこの曲を結婚祝いとして彼女に贈り、楽曲の権利そのものを彼女に譲り渡すという、当時としては前例のない形で愛情を表現しました。1926年1月に二人が結婚した後、この曲はジョージ・オルセン楽団とヴィンセント・ロペス楽団の録音がいずれも全米1位を記録するという、立て続けの大ヒットとなりました。曲はピアノの黒鍵だけで演奏できるという珍しい構造を持ち、バーリンらしい独学ながらも非常に巧みな作曲技法がうかがえます。3拍子のワルツでありながら、ジャズミュージシャンにも長く愛され続け、フランク・シナトラが自身の100歳の誕生記念コンサートで「バーリンが最も大切にしていた曲」として歌ったことでも知られています。

歌の情景・意味

歌の主人公は、何もかもうまくいかず、一日中気持ちが沈んでいた日々を振り返ります。笑顔を忘れてしまうほど辛い時期を過ごしていたけれど、ある人と出会ったことで、その憂鬱な日々はようやく過ぎ去ったのだと語ります。そして、ようやく見つけた愛する人に向かって、「これからは、いつまでも、あなたを愛し続ける」と力強く誓います。「一時間だけでなく、一日だけでなく、一年だけでなく――いつまでも」という有名な一節は、バーリン自身が当初は出来があまり良くないと感じていたものでしたが、後にこの言葉こそがこの曲を大ヒットへと導いたのだと振り返っています。シンプルでありながら、永遠の愛を誓う言葉として、今なお多くの結婚式やロマンティックな場面で歌われ続けています。

※掲載している英語歌詞は原詩の著作権に配慮し、内容を要約・再構成したオリジナルの言い換えです。正確な原詩は楽譜または正規音源でご確認ください。

A セクション(1)

Everything went wrong, and the whole day long
I'd feel so blue
For the longest while, I'd forget to smile
Then I met you

A セクション(2)

Now that my blue days have passed
Now that I've found you at last
I will love you, dear
With a love so true, my dear

B セクション(ブリッジ)

Days may not be fair, always
That's when I'll be there, always
Not for just an hour
Not for just a day
Not for just a year
But always

A セクション(3)

Through the years that lie ahead
As long as life still stays in me
I will love you, always

キー:C# major(演奏しやすいよう、ここではDb majorとして表記) 形式:AABA
3拍子のワルツでありながら、A・Bともに穏やかで安定した進行が続き、温かい愛情を素直に表現する曲調になっています。

A セクション(1〜8小節)

Dbmaj7
Bbm7
Ebm7
Ab7
Dbmaj7
Gb6
Ab7
Dbmaj7

▶ ポイント:Dbmaj7という温かみのある和音から始まり、関連する短調の和音(Bbm7、Ebm7)を経由しながら、また穏やかにDbmaj7へ戻る、円を描くような安心感のある進行です。

B セクション(ブリッジ)

Bbm7
Eb7
Abmaj7
Db7
Gbmaj7
Bbm7
Ab7
Dbmaj7

▶ ポイント:ブリッジでは下降していくベースラインが特徴的で、「いつまでも、ずっと」という誓いの言葉に説得力を持たせる、じっくりとした流れを生み出しています。

1

Sinatra's Swingin' Session!!!

Frank Sinatra(フランク・シナトラ)

1961年 / Capitol

ネルソン・リドル楽団と組んだ、テンポの速い曲ばかりを集めた一枚。軽快に飛ばすシナトラの歌声が、ワルツの名曲を新鮮に響かせます。

2

The Billie Holiday Story

Billie Holiday(ビリー・ホリデイ)

編集盤 / Columbia

1930〜40年代のホリデイの名唱を集めた作品集。若き日の伸びやかな歌声と、言葉を大切にする歌い口が味わえます。

3

Ella Fitzgerald Sings the Irving Berlin Song Book

Ella Fitzgerald(エラ・フィッツジェラルド)

編集盤

ベルリンの名曲の数々を、フィッツジェラルドが持ち前の柔らかな声で丁寧に歌い上げるソングブック集です。

4

Sarah Vaughan Sings the Irving Berlin Song Book

Sarah Vaughan(サラ・ヴォーン)

編集盤

サラ・ヴォーンがアーヴィング・バーリンの作品を歌った録音を収めた一枚。豊かな声量と幅広い音域で、シンプルな愛の歌をスケール大きく歌い上げます。

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Irving Berlin アーヴィング・バーリン(1888–1989)

アーヴィング・バーリンはロシア帝国に生まれ、幼くしてアメリカへ移住したユダヤ系移民の作曲家です。正式な音楽教育を受けず、生涯にわたって楽譜もほとんど読めなかったと言われていますが、独学で身につけた音楽的才能により、1500曲以上を生み出しました。「Always」は、彼が深く愛した二人目の妻エリン・マッケイへの結婚祝いとして書かれ、楽曲の権利そのものを彼女に譲り渡すという、愛情のこもった逸話としても知られています。後に「White Christmas」「God Bless America」など、アメリカを代表する名曲を数多く手がけ、101歳という長寿を全うしました。